☆魔法先生ネギま!☆212時間目

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目を疑った。この時期、シャツ一枚ならば下着の線が見えるはずであるのに。
――見えない。
それどころか、ネギの顔の真横にある大きな胸の頂点が、二つ。突起のように盛り上がっていた。
白いシャツから透けて見えるのは、薄く肌色と――頂点の赤みだけ。
ネギの視線に気付いたかのように押し付けられる朝倉の胸。
その突起が、まるでお餅のように柔らかい周囲の胸とは対照的に、ネギの頬を突いた。
「……っ……あ、朝倉さん、あ、あの……」
すっかり顔を赤くしたネギが、妖しく笑う朝倉に助けを求めるような声を出す。
だが、帰ってきた言葉は更に相手を窮地に追い込むもの。
「ふふ、ネギ君ったらエッチなんだから」
「え、えぅ──っ!?」
そう言って、ぷちぷちとボタンを外していく。――ブラジャーのない、裸の上に羽織っただけのシャツを。

それを取ってしまったら、あとは朝倉の上半身に着けるものは何一つ無くなってしまう。
ひとつ、ひとつとボタンが外されるたびに大きな、まろみを帯びた肌色が姿を現していく。
襟元から4つ、外されるボタン。
まるで風呂敷包みに入った大事なものを取り出すようにシャツの前は開かれた。
つ──ぅ──……。
外気に触れた朝倉の大きな胸を汗が一筋ゆっくりとつたっていく。
汗の通った箇所が濡れて光り、それが無性に艶かしく見えた。
そして、ふたつの胸の頂点で存在を示す突起。
明らかに柔らかそうな胸とは逆に硬くしこりきった、強烈に自己主張をする桃色の乳首。
大きな胸に合わせたように大きめの乳輪が、朝倉和美という人物を表しているように思えた。
エッチなというには卑猥過ぎる胸。
「エロい」という表現がピッタリ来る肢体であると言えた。

ふにゅ…っ──。
「わ、わわわっ……!!」
ぎゅうっ、と抱きしめられるネギ。
今度はじかに、頬に触れる胸。体温と鼓動が頭の芯に響く。
肌と肌が感じる熱さが正常な神経を焼き、激しく脈打つ鼓動に合わせてネギの心臓も高鳴っていく。
「ネーギ君。気持ちいい?」
あくまでいつものように軽く問い掛ける朝倉。
しかし、吐く息の熱さと触れる肌の火照りが、いつもの朝倉ではないことを如実に告げる。
その姿に目が吸い寄せられる。深く、もっと抱きしめてもらいたい――なんてことが頭をよぎってしまう。
「……は、はい…。気持ちいいです……。なんだか、すごく…」
「吸っても、いいよ?」

沈黙が流れる。
朝倉の言っていることを理解するのには時間がかかった。
先生という立場なら、してはいけないことだということは判っている。
──けれど。勝手に口が開く。舌が、伸びる。