☆魔法先生ネギま!☆212時間目

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それが、いつも敬語を使っていた木乃香に対して叫ぶという事態を引き起こした。
だが、逆にその態度に快楽への素直さを感じとった木乃香は刹那に言って欲しい言葉というのを告げた。
「せっちゃん、『イカせて、このちゃん』ってねだってくれたらイカせたげる」
「えっ……」
対する刹那は呆気にとられた。
思えば、今まで快感の渦の中にいても、『お嬢様』と呼び続けていたのだ。
それなのに、いきなり『このちゃん』と呼べだなどというのは、刹那の理性が許さないのであった。
しかし反面、『このちゃん』と一言告げて、早くイカせてもらうのを心待ちにしている自分がいるのも承知していた。
「……それは、いくらお嬢様の頼みでも出来ないです……すみません……」
刹那は俯きながら、自らの葛藤で打ち勝った意思を告げた。
それには木乃香への忠誠心が現れていた。
しかし、そんな刹那の葛藤を知ってか知らずかはわからないが、木乃香はある言葉を投げ掛けた。
「でもでもせっちゃん。京都では『このちゃん』って呼んでくれたやん?あれはなんでだったん?」
「えっ……、あの時は口をついて出たというか……何と言うか、咄嗟に出たというか……」
「ふ〜ん、咄嗟に……ねぇ……」
そう言った木乃香の瞳は、新たに湧きだした興味へと向かっていた。
「ほんなら、咄嗟に言わざるを得ん状況にすればえぇんやな?」
「えっ……?」
一瞬刹那は理解できなかったが、する暇もなく胸と秘部から強い快感がやってきた。
それによりイカされそうになる刹那であったが、イキそうになると木乃香がすぐにその指の動きを止めた。
そして、余韻が無くなるのとほぼ同時に、また快感を与える木乃香。
刹那はイケそうでイケない生殺しの状態を味わう事になったのである。
イキそうになった回数が二桁に達しただろう頃に、ただ喘ぐだけだった刹那が、遂に音をあげた。
そして、泣きながら懇願した。
「……ひぁっ……お嬢……様……くぅっ……もう……これ以上……は……無……理……ですぅ……ッ」
木乃香は勝利を確信して、もう一度刹那にあの言葉を耳元で冷淡な口調で囁いた。
「ほら……『イカせて、このちゃん』って言うてみぃ……」
寸止めの繰り返しで息も絶え絶えな刹那は、少しためらう様子はあったものの、背に腹は代えられぬと悟ったのか、遂に木乃香の言葉に陥落した。
「お願い……イカ……せてぇ……このちゃん」

その言葉を聞いた木乃香は笑みを浮かべると、今度は明るく耳元で囁いた。
「よくできました」
その言葉で木乃香はスパートをかけた。
胸を揉みしだき、秘部を掻き混ぜ、クリトリスを扱き、首筋を舐め回す。
とにかく考え得る最高の快楽を刹那に与えていった。
それの前に、刹那がすぐに絶頂を向かえるのは自明の理と言えた。
「あっ!このちゃん!!だめぇッ!激し過ぎるよぉッ!!もう……イッちゃう!!」
「えぇんやで、イッても……」
「んっ……ああッ!!ふあああぁぁッッ!!」
絶頂に達して、後ろの木乃香に凭れかかる刹那に、優しく声をかける木乃香。
「お疲れさん……」
「あっ……すいません……お嬢様……よっかかってしまって……」
「フフッ……お嬢様や無いやろ?」
「あっ……ごめんね、この……ちゃん……」
「よっかかるくらいえぇんよ、せっちゃん。これからも二人で支え合っていくんやから……」
「うん……ありがとう……このちゃん……」