「ありがとう・・・・ネギ先生・・・。」
「いいんちょさん・・・。」
するとあやかは身体を少しだけ離し、
「先生・・・今だけは、”あやかお姉ちゃん”と呼んでもらえませんか?」
と言った。そう言われるとネギは顔を赤らめて、恥ずかしい気持ちと戦いながら声は振り絞った。
「あやかお姉ちゃん・・・。」
ここであやかはすこし意地悪な笑みを浮かべた。ネギが恥ずかしい気持ちを抑えて言ったことを知っていて。
「ふふ、もっと大きな声で言って。」
ネギの顔がさらに羞恥で赤く染まる。
「あ、あやかお姉ちゃん!!」
ネギが羞恥心を捨てきって言った。あやかの耳に届くように大声で。言い切った後少し半ベソをかいていたが。
「はい、ネギくん。ふふ、ごめんなさいね、意地悪しちゃって。」
その声は先程のものとは違い、優しさに満ち溢れていた。
するとあやかはネギの顔に自らの顔を寄せた。
「お姉ちゃん・・・?」
少し不安な表情をしているネギに、優しい笑みを浮かべたまま自らの唇を重ねた。
「・・・・・・・・・!」
ネギは驚愕していた。自分の唇にあやかの唇が重なっていることに。しかし、嫌悪感は全くなかった。むしろ嬉しさすら覚えているかもしれない。
自分が今、こんなに美しい年上の女性に愛されていることに。
あやかはネギから顔を離すとネギの服に手をかけた。
「?お姉ちゃん、何を・・・・・?」
「ふふ、二人で、とてもきもちのいいことをするのですよ。」
あやかは次々にネギの身につけているものを脱がしていく。
そこでネギはあえて抵抗しなかった。さっき『あやかの気持ちにこたえたい』と言ってしまった建前もあったかもしれないが、
何よりネギ自身、”とてもきもちのいいこと”に興味があったからだ。
「は、恥ずかしいです・・・・・。」
もう既にネギはパンツを残し、あとはあられもない姿になっていた。
「だいじょうぶですわ、ネギ先生。私も脱ぎますから。」