237th down「決着の刻」
審判「タッチダーウン!」
崩れ落ちる泥門選手達。歓喜の王城選手、そして虎吉たち。
実況「王城ホワイトナイツ、奇跡の大逆転ー!!!」
セナ『負けた…進さん…くそっ、こんな時にどうして僕はこんなところに…!!』
しかしセナが見つめた進は、愕然とした表情で目を見開いていた。
ヒル魔「まだ終わっちゃいねェ!」
泥門選手達が見上げると、時計は残り1秒で止まっていた。
前プレイ最後の瞬間、進を止めるのは不可能と悟った雪光は
逆に進を後押ししていた。その結果残った1秒。
それは雪光の勝利への執念が掴んだ奇跡だった。
わき上がる泥門選手たち。
最後のキックオフリターン。最強の攻撃VS最強の守備の最終決戦。
ヒル魔「1秒あれば十分だ!ぶっ殺せ!」
このボールを託されるのは言うまでもなくセナ。
『もうやるしかない…!進さんを抜く…!すべてを抜き去って、そして勝つ!』
運命のラストラン、セナの前に進が立ちはだかる!
(以下次号)