扉絵はラフ絵の九澄。一身上の都合で今回の九澄はこんな姿で登場です…
M:35 mosaic panic
煽り 迫るクラスマッチ!!
九澄「いっ…俺は外すなって言われた?」
柊「他のクラスの生徒からそのような意見が出せれては
要はどんな形でもお前はC組の一員なのだから
故意にメンバー選びから外さないようにという事らしい
お前を外したC組に勝っても嬉しくない 正々堂々とした勝負をしたいんだそうだ
ご丁寧に各クラスの委員長の署名までつけてきた」
九澄「!!?」
(どこのハンカチ王子だ 爽やか過ぎるにも程があるぞ 余計なマネしやがって〜)
柊「こういう意見が出てしまうと理由をつけてお前を外すと逆に勘ぐられてしまいそうだしな
ま しっかりやるんだな」
九澄「待てよそりゃね〜って!!!」
「F組の大門だぁ?見た事もねえやつが何でそんな事言ってきてんだよ…ったく」
ルーシー「私がどんな奴か調べてきてあげよっか?」
九澄「お前は変なマネしなくていいっつーの!!」
ルーシー「もっと大賀の役にたちたいの〜!
自由をくれた大賀のためなら何でもするよ私〜!!
尽して尽して将来は裏山に2人の家を建てて大賀の老後の世話をするのが夢なの!!」
九澄「まーた訳わからん事を…
役に立つのはわかったから必要ねえ時はおとなしくしててくれよ」
ルーシー「ん〜〜」
九澄「しかしクラスマッチはどーしたモンかな…
柊みてーに消える魔法でもありゃーどっかに隠れてられるんだけど…」
ルーシー「姿見えなくする魔法植物なら心当たりがあるけど」
九澄「!!?ウソ そんな植物があんのか!?どこ生えてんだ?」
ルーシー「たしか薬品部にあったよ 夜中見かけたんだ」
九澄「やるじゃねーかルーシー!!うひょ〜助かるぜ!!」
ルーシー「ホント?喜んでくれるの!??待っててー今とってくるから」
九澄「頼むぜ!!」
薬品部 生徒は授業中
ルーシー「えーとたしかこのへんに…あった!!これこれ ザモの実とクイの葉
ザモの油にクイの葉の汁を混ぜると人の姿を隠す効果がある油ができる
ハズズズズズズゥゥ」ミキサーにかける
「できた〜!!!」所要時間約30分
「待ってて大賀ァ〜」
「はにゃ」ミキサーを持とうとするが重みで落下
「あーんこぼしちゃった〜大賀ァ〜…」全身にかかる
「さっきの騒ぎは小石川だったんだ」
観月「困ったもんでしょー?」
「まっさか原因はあんた?あいつあんたにベタ惚れしてるし」
観月「やめてよー」
「まー尚美ならもっといい男つかまりそーだしい」
「小石川に惚れられてもねえ」
観月「誰がとかじゃなくて男は結構なの!!」
「今はそーでも将来気が変わるかもしれないでしょ?
今から男の気を引く研究はしといて損はないわよー」
九澄の顔が浮かぶ観月「い…いらないってのそんな研究!!」
「ジュース買ってきたよ――」
観月「んも〜あんたらは…」ペットボトルの口を開けた所でルーシーが当たる
「?何か口に当たったような」
「!!?だああ尚美!!!」「何の研究してんのあんた!!!」
ジュースを飲んでいるが口元にモザイク
観月「ギャ〜!!何なの?私のクチがあ〜」
「ヒワイヒワイ〜!!!」
ルーシー「前がよく見えないよぅ……大賀ァ〜…」
[クイ・ザモの油]揮発した人の汗と反応して周りをモザイク状に隠す効果がある
男子生徒「うひートイレトイレ」
ルーシー「きゃっ…」当たる
男子生徒「だ――何じゃコリャ!!!チャック閉めたのに開いてるみて〜」
門庭とミッチョン
門庭「ほーほー君は筋がいい 親父魂を継ぐ者になるかもしれんね
オヤジギャグというのはねいかにコジつけるかがキモで」頭にルーシー当たる
「いっ…私の頭が見ヅラくなって……いやヅラじゃないんだが…(嘘)」
ルーシー「痛〜い 前見えないからぶつかりまくり…早くどっかで洗わなきゃ
ひゃっ いたーい」
?「イヤ〜カオが カオが〜!!!これじゃ誰だかわかんないよ〜」
「B組の時田さんでしょ?」
時田「え!!私ってわかるの?」
(そんなチチあんたしか持ってねーよ…)
久美「ちょっとヤダ!!!どーなってんの?
コレじゃパンツ見えてるみたいじゃない!!」スカートにモザイク
委員長「ひどーい私なんて透けてるみたいになってる〜!!」
愛花「どしたの?みんな」
久美「だっ!!愛花 あんた心霊になってるよ!!」左目にモザイク
九澄「なんだ ずいぶん騒がしいな…
んが…!!どしたのこの騒ぎ!!」
「何か透明な小っさいのが宙に浮いてたの それに触ったらこんなになっちゃって…」
九澄(宙に浮く小っさいの?まさかルーシー?
あいつ妙なことやっちまったんじゃねーだろうな)
薬品部
九澄「!!何かやってる これルーシーが……」
「!!?やっぱそうか!!」ミキサー触ると手にモザイク
薬品部部長「九澄じゃねーか ん?そりゃクイザモの油か?
お前そんなモン調合できんのか?わけわからん男だな」
ルーシー「ふ――よかった水道が見つかって……!!!」
(何なのコレは…アレ…もしかして私のせい?
ヤッバ〜!!!どーしよ…どーしよ!!!)
九澄「ルーシーのやつろくでもねー事して…
おーい変な魔法の影響でてるやつこっち並んでくれー
そいつはクイザモの油の影響なんだってよ
今薬品部で成分を消す薬剤作ってもらってきたから!!」
愛花「ありがとーどーなるかと思っちゃったー」
久美「まったくさー」
愛花「さすが九澄くん!!すぐさまこんな薬剤見つけてくるなんて」
九澄「ハハ…まァこーゆーのも執行部の任務だし…」
「いったい誰なんだ!!こんなイタズラしやがったのは」
「そーだぜまったく見つけてヤキ入れてやろーぜ」
九澄「ま まーいいじゃねーか騒ぎは治まったんだし
やったやつも今頃反省してるさ もっかいやるようなら俺がカッチリ取締ってやるからよ」
「…九澄がそう言うなら」
「しっかし九澄は見かけによらず人間出来てんな 小石川の件といい今の件といい」
「執行部から一年まかされるだけの男だって事か」
「まー九澄なら文句ねーが」「まーな」「うんうん」
九澄「そう言ってくれっと嬉しいぜ」
(……ハハ 助かった…)
ルーシー「あの〜」
九澄(来たな)
ルーシー「ごめーん…私あんな事になるなんて思わなくて…その…」
九澄「ルーシー!!」
ルーシー「ひいっ!!!」
九澄「なんてな冗談だ 怒ってなんてねーよ
今回の事は俺も共犯みてーなモンだし そもそもイタズラじゃねーしな
でももうムチャクチャはやめろよ 下手うって見つかりでもしたら困るんだよ
あのミョーな油は使えそうもねえけど
お前が俺のために頑張ってくれんのは悪くねー気分だぜ
お互い半人前同士うまくやってこーぜ」
ルーシー「大賀ア〜クサイけどウレシ〜」顔に抱きつく
九澄「いっ」顔にモザイク
ルーシー「あれ?まだ油残ってたかな?」
九澄「だぁあ バカ 除去剤もう全部使い切っちゃったんだぞ!?どーすんだよ!!!」
そんなワケでその後の授業は自主規制モードですごした九澄であった
九澄「マジメでいい先生であんな事するなんて思いませんでした
人は見かけによらないですね ええ…」
先生「九澄…帰っていいぞお前…」
煽り 案外モザイクにハマッちゃった!?
次号、白熱のクラスマッチ開幕!!その全貌は!?