436話 Pants From Frankyhouse
扉絵「スペンシー中尉敵前逃亡の無念」
スペーシー中尉が月面で辺りを見回してる・・・それを後ろで見ているエネル
ゾロ「お前らウソップの事はちゃんとハラを括ったな!?」 「これが筋ってもんだ・・・」
ルフィ「おい いつまで落ち込んでんだ 最初からその額すげえぞ」
サンジ「うるせぇ!!何で俺だけ絵なんだよ!!!これのどこがおれだ!?あぁ!!?」
ゾロ「そんなもんだぞお前は・・・」
サンジ「△□×〜」
ゾロ「言葉にしろわからねぇ」
サンジ「笑われるんだ・・・俺は世界中のレディから」
ナミ「ダマされた・・・町の雑誌の記者だった言ってたのに かわいく撮れてるからそれはいいけど とうとう私も賞金首か・・・」
チョッパー「おれだって海賊だぞ!ちゃんと男らしく戦ったんだ!もの申すぞ 50ベリー!!」
ルフィ「まー次頑張れよ!」
ガレーラ前にて
モズ・キウイ「急ぐんだわいな!アニキが待ってるわいな」
チムニー「もう行っちゃうのー?海賊ねーちゃん達」
ルフィ「忘れ物すんなよー!!船とフランキー貰って出航するぞ」
チョッパー「サンジが動かねぇ」
ゾロ「ほっとけそんなぐるぐる」
サンジ「あァァ!!?」
海軍本部
「異例中の異例だな 少数とはいえ・・・一味全員が賞金首とは・・・」
「総合賞金額が6億を超えている この黒足という男・・・なぜ写真がない」
アタッチャン「はっ それが・・・確かに撮ったんですが・・・現像してみて驚きました・・・!」
「これが写真です・・・まさに怪奇現象・・・」
写真真っ黒
「レンズのキャップは外したのか?」
廃船島にて
モズ・キウイ「アニキー!」「呼んできたわいなー」
パウリー、タイルストン、アイスなどが寝てる
ルフィ「おお!!でけぇのがあるぞ!!」
チョッパー「あれかーっ!!」
ルフィ「おーい!!来たぞーフランキー!!船くれーっ!!」
アイス「ンマー 来たな・・・あいにくフランキーは外しててな だが船は出来てる俺が代わりに見せよう」
「この船はすごいぞ図面を見た時目を丸くした あらゆる海を越えて行ける」
「この船なら世界の果ても夢じゃねぇ フランキーからお前への伝言はこうだ麦わら」
ルフィ「早くみせてくれー」
アイス「お前はいつか海賊王になるならこの百獣の王の船に乗れ」
ルフィ「うおーっ!でけー!かっこいいー!」 「色々飛び出しそうー」
チョッパー「うおおーコレくれるのかー!?」
ゾロ「へぇ・・・メリーの2倍はあるな!」
ナミ「おっきな縦帆!!”スループ”!!」
ロビン「立派な船・・・!」
ロビン「船首は何のお花かしら?」
アイス「ンマーあれは勿論ライオンだと思うが」
ルフィ「芝生の甲板だー」
チョッパー「滑り台ー!!」
ロビン「ガーデニングもできそうね」
ナミ「機動力ありそう!あの大きなな縦帆!!」
アイス「ブリガンティンスルと呼ばれるものだ スループ船は人の想像の
赴くままに帆走する船 活かすも殺すも航海士の腕次第だ」
ナミ「うん 腕が鳴るわ!頑張る!!」
サンジ「夢に見た鍵つき冷蔵庫があったー!巨大オーブンまで!
フランキーありがとう この船サイコーだぜ!」
ルフィ「なぁ アイスのおっさん フランキーはどこだ?礼もいいてえのに」
アイス「もうお前らに会う気はねぇらしい 麦わら あいつを船大工として誘う気なのか?」
ルフィ「うん!よくわかったな!おれ あいつに決めたんだ船大工!!
アイス「それを察した様だ」
ルフィ「イヤってことか?」
アイス「その逆だ 面と向かって誘われたら断る自信がねぇのさ・・・だから身を隠した」
アイス「ンマー 本心は・・・お前らと海へ出てぇにさ 今まで大切に暖めてきたこの”夢の船”を託す事で充分わかるだろ」
アイス「フランキーはおめぇらの事を心底気に入っちまったんだ だが
あいつはずっとこの島にいなきゃならねぇって義務を自分に課してる」
ルフィ「義務?」
アイス「おれに言わせりゃ すでにバカバカしい執着だ」
アイス「お前らがもし・・・本当にあいつを連れてく気があるなら
手段を選ぶな力ずくで連れてけ それがあいつを解放できる唯一の手段だ」
ルフィ「ムリヤリ?そんなんでいいのか!?」
裏町フランキーハウス跡
「アニキ どうして帰ってきてるんですか?」
フランキー「理由なんかあるか ここはフランキーハウス!おれん家だ」
ザンバイ「・・・はっきり言いますよ!?アニキ・・!
アニキ!麦わらさん達と一緒に行きたいんでしょう!?」
フランキー「何をバカな事・・・」
フランキー「んなわけねぇだろ・・!ホラ見ろおめぇらの腕じゃ・・・家の一軒もまともに建たねぇ」
「俺達今麦わらさん達に頼んできたトコです アニキを海へ連れてってくれるように!」
フランキー「バカ野郎余計なマネすんな!!!」
ザンパイ「だけどあの人もうすでに決めてました!!”船大工”はあんたにと!!」
フランキー「何でおれが海賊なんかやらなきゃならねぇんだ」
ザンパイ「見てればわかりますよ!!!」
ザンパイ「俺達アニキが船造ってるトコなんて初めて見たけど・・・・!!」
ザンパイ「この人こんなに嬉しそうな顔すんだなって思いましたよ
あんな楽しそうなアニキ見たことないっすよ!
麦わらさん達が船大工探してんの知ってるんでしょ!?わざと逃げてきたんでしょ!?」
ザンパイ「コレ見てくれアニキ」
フランキー「手配書!!やっぱ出やがったか」
ザンパイ「もうおれ達といたってダメです おれ達ァあんたの足枷になんかなりたかねぇよ!」
フランキー「生意気な事言うんじゃねぇ 海軍がなんだってんだ!」
フランキー「てめぇら全員裏町で野垂れ死にそうだったところをおれが拾ってやったんだ
おれがいねぇと生きてく事もできねぇ奴らが・・」
フランキー「うお!!?」
でかい奴「パンツ取ったー!!!」
「パンツ!?パンツなんか・・・いや!!そうか!!
でかしたパス回せ!絶対に返すな!」
フランキー「・・・パンツ返せコラ おれの一張羅!!」
「チラバレー行くぞー」
フランキー「上等だ!てめぇら全員束になってもこのおれにゃ適わねぇ事をわかってんだろうな!!!」
ザンパイ「一人でも生き残ればいい!麦わらさんに届けろ!パンツを廃船島へ!」
フランキー「ストロング右!」
「ギャー!兄弟ーパスだ!!走れぇー!南東へー!」
町中にて
「何の騒ぎだ?どうした 変態が!フランキーが暴れてんだ!またか!街が壊れる!」
「おい待てあいつ・・・!何もはいてねぇぞ!」
「キャー」「うんこちんちん」「子供達を家の中へ」「変態を見せるなー」
「ワイセツ物チン列罪だ!逮捕する!!」
「パンツを届けろー!」
「ヤガラで先回りを」「よし」「パスを回せー」
「裏町が戦場に」
でかいの「くそ!足が・・・ダメだ・・ここまでか!」
ルフィ「おい!パスだ!こっちへ!」
「麦わらさん!?」
ルフィ「投げろ!」
フランキー「!!・・・麦わらァー!」
フランキー「てめぇ・・・!!船は気に入ったかよ!!」
ルフィ「ああ!あんなすげぇ船見たことねぇありがとう!!」
フランキー「・・・そりゃそうさ このおれのスーパーな設計にくわえ お前らのリクエストにも全て応えた!
俺の発明した『ソルジャードックシステム』をみたか!?」
ルフィ「それはまだ!」
フランキー「最大の目玉だ きっと 気に入るぞ!」
フランキー「生け簀は!?」
ルフィ「見た」
フランキー「釣った魚を生簀に入れると下の部屋の大きな水槽で鑑賞できる
水族館みてぇな部屋だ!そこでみんなで食事なんかするといい!!
いつでも新鮮な魚が食えるぞ!」
フランキー「あの船は俺にとってもお前らにとっても最高の”夢の船”だ!!パンツ返しやがれ!」
ルフィ「チョッパーー!!」
チョッパー「おう」
一家「ロロノアさん達頼む」
ゾロ・サンジ「任せろ」
フランキー「ん!?」
フランキーが大砲に入れられる
一家「照準廃船島!フランキー一家名物!」
「撃てっ!!”ナンデモ砲”!!」
チョッパー「えーっ?パンツより先にいっちまった!!」
ルフィ「捕まれチョッパー!」
「ゴムゴムのロケットー」
廃船島
「キャー」「みろ変態だ!」「何だあれ!!」
「アニキー」「ンマー何だこの状況・・」
フランキー「うがァ!!」
ルフィ「フランキー!!」
ルフィ「船!!ありがとう!!!最高の船だ 大切にする!!!」
フランキー「ああ お前らの旅の無事を祈ってる」
ルフィ「このパンツ返して欲しけりゃおれ達の仲間になれ!!!!」
今週終わり