NARUTO〜ナルト〜ネタバレスレ 其の七拾七

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115名無しさんの次レスにご期待下さい
煽り:舞台は再び修行へ──。まだ見ぬ新術開発を目指し、ナルトの苦悩が続くッ!

天候は雨。
ナルトの影分身一体(次からナルト@)が九尾螺旋丸を出している。
それに気づくナルトA「!」
ナルト@の体が九尾のチャクラに覆われていく。
ナルトB「おい!みんな気をつけろ! また九尾化してる奴がいるってばよ!!」
ナルト@から逃げるナルトたち。
ナルトC「ヤマト隊長へルーーープ!!」

329:その目的・・・!!
想像絶する苦しみの中に!!

ナルト@「ウォォオ!!」
ナルト@の周辺の地面が割れていく。
カカシ「テンゾウ来たぞ」
ヤマト「くそ!」
ヤマト、地面にナルトの方へ向けていた手を『バン』と置く。
ナルトD「ぐあ!」
ナルトE「うぎゃ!」
次々と影分身ナルトを消していくナルト@
そこへヤマトの木で出来た龍が飛び掛り、ナルト@を捕らえる。
ナルト本体「!!」尻餅をつく。
木の龍がナルト@の九尾のチャクラを吸っていき、そして消えるナルト@
ナルト本体「フーーーーーー」
カカシ「大丈夫か?」
ナルトの前へ来るカカシ。
ナルト「!」
「・・・・・・」
カカシ「・・・・・・」
「螺旋丸に"風"の"性質変化"を加える修行に入って丸一日・・・ 影分身は二百人程度」
「一人での修行時間として換算すると四千八百時間・・・ ・・・まだまだ足りないか」
ナルト「けどこの修行・・・」
「チャクラコントロールがムズすぎて 影分身は二百人が限界だってばよ」
「・・・なんか」
「永久にできねー気がするってばよ」
カカシ「・・・・・・」
ナルト「そもそも螺旋丸を作るのにすっげェ集中力が要んのに・・・」
「その上"性質変化"なんて ムチャだってばよ・・・」
だんだんと俯いていくナルト。
カカシ「・・・いつになく弱音吐くね お前らしくない」
「それでもお前はオレの知っているうずまきナルトか?」
ナルト「・・・・・・」
「・・・でも 今回ばかりはムリだってばよ・・・」
カカシ「それでもやらなきゃな」
ナルト「だったらカカシ先生は右見てる時に同時に 左見ろって言われて出来んのかよ!?」
ヤマト(確かにそりゃ無理だ)
116名無しさんの次レスにご期待下さい:2006/10/26(木) 21:38:28 ID:6MN7/sWa
カカシ「なるほど・・・そういう事か・・・」
「なら出来ない事もない」
ナルト「!?」
影分身の印を構えるカカシ。
≪影分身の術!≫二人になるカカシ。
右を見るカカシ本体「右を見ながら」
左を見るカカシ影分身「左を見るってのは・・・」
「こういう事だろ?」
ナルト「・・・・・・」何か閃いた顔をする。
「そっかァー!」
カカシ(・・・・・・何か分かったの?)

場面変わり森の中
飛段と角都が印を組んで座っている。

場面変わり洞窟(?)
封印術・幻龍九封尽で三尾を封印している。
そしてユギトが地面に倒れている。
リーダー「"三尾"が終わり次第"二尾"も封印する これから六日はかかる覚悟しておけ」
飛段「六日かよ・・・長げーな! こっちは雨だぜ!」
角都「飛段・・・お前が言うな」
飛段「木ノ葉の奴らもう少しで皆殺しに出来たんだぜ 無神論者どもにジャシン教の存在を知らしめてやるところだったのによォ!」
リーダー「木ノ葉は無神論者ではない 先代を神とし"火の意思"を思想に行動する」
「まあそんなものは戦う為の大義名分だとも言えるがな・・・」
飛段「てめェ・・・そりゃオレを馬鹿にして!言ってんのか あァ!?」
リーダー「いや・・・お前の戦う理由を別段馬鹿にしたつもりは無い」
「オレも同じ穴のムジナだからな 戦争の理由なんてのは何でもいい」
「宗教 思想 資源 土地 怨恨 恋愛 気まぐれ・・・」
「どんなにくだらない理由でも戦争するだけの理由になってしまう」
「戦争は絶対に無くならない」
「理由は後付けでいい・・・ 本能が戦いを求める」
飛段「誰もてめーの長ったらしい話は聞いてねーんだよ!」
「オレにはオレのやり方ってもんがある オレ自身の目的もある 全てを組織に委ねるつもりはねーからな!」
リーダー「"暁"という組織に属している以上その目的にも協力してもらう」
「"暁"の目的が達成されればお前の願いもすぐに成就するだろう」
飛段「フン・・・あれこれ格好つけたところで "暁"の目的はただの"金集め"になってるじゃねーか!」
「角都と同じだ・・・ 戦う理由で一番嫌いなタイプだぜ!!」
リーダー「そうだ・・・ 確かに当面の目的は金だ」
「・・・が本来"暁"の目的は別の所にある その目的には莫大な資金が要るんだ」
飛段「オレはトビの次に新入りだからな オマエの口から詳しいことも聞いたことねー!」
「オレのいねーとこでコソコソと・・・」
リーダー「・・・・・・すねてるのか? フ・・・ならそろそろ教えてやろう」
「"暁"の最終目的は段階を踏むことで達成できる それは全部で三段階・・・まず第一が金だ」
飛段「チィ・・・」
117名無しさんの次レスにご期待下さい:2006/10/26(木) 21:39:21 ID:6MN7/sWa
リーダー「そして二段階が」
「その金を元手に 忍世界初の戦争請け負い組織を作ることだ」
飛段「・・・オイオイそれじゃ他の忍達のやってることと同じじゃねーか 依頼をこなして報酬を得るってことだろーが」
「てめーは召し抱えてくれる国も無ェ小さな里の長にでもなりてーのか? くだらねェ・・・」
リーダー「フッ・・・ まるで違う・・・国お抱えの里とはな」
「順を追って説明してやる」
「協力な忍里を持つ国にとって"忍ビジネス"は その国の収益において大きな役割を担っている」
「忍里は国内外の戦いに参入することで莫大な金を稼ぎ 国の経済を支えていると言っていい」
「つまり国が安定した利益を得るには それなりの戦争が必要になる」
「しかし今の時代小さな戦いこそ数あれ かつてのような大戦は無くなった」
「国は里を縮小し多くの忍が行き場を失った」
「忍は戦う為に存在する」
「国の為に命懸けで働いた見返りがこの有り様だ」
「"忍び五大国"はまだいい・・・国も里も大きく信頼もある 他国からの依頼も多く安定している」
「が・・・小さな国はそうもいかない」
「忍里の保有には戦時と同じかそれに近いレベルで 平時にも莫大なコストがかかる」
「だからと言って里を縮小しすぎなければ突然の開戦に対応出来ない」
「だから我々"暁"が作るのだ!」
「国というものに属せず 必要な時に必要なだけの忍を用意し」
「必要な力を持ってあらゆる小国や小さな里から 金で戦争を依頼として請け負う組織!」
「最初ははした金であらゆる戦争を一手に引き受け戦争市場を牛耳り さらには"尾獣"を使い市場の大きさに合わせて戦争を引き起こし」
「やがて全ての戦争をコントロールし独占支配する!」
飛段「・・・・・・」
リーダー「・・・それに伴い大国の"忍里"というシステムも崩壊・・・」
「"暁"を利用せざるを得なくなる・・・」
「そしてその先にある本当の目的に我々はたどり着く・・・」
手のひらを上にし、右手をあげるリーダー。
リーダー「目的の第三段階・・・」
視点がリーダーの影から本体へと変わる。
リーダー「世界を征服する・・・」

煽り:眼下に全てを───。その恐るべき野望が宣言される!!
予告:次号は、作者取材の為休載させて頂きます。