ツバキ「あなたは確か臨時教師 なぜ私を助けるの!?
鈴木「僕だよツバキ <タバコを吸う鈴木>
鈴木「キャンディーを舐めることでこの顔になりタバコを吸う事でおまえの知るこの顔へと変形する
Q「これが骨格変装 <顔からゴキゴキと音が聞こえる>
ツバキ「あなたは!! Q!!! <完全にQの顔に変わっている>
ツバキ「どういう事ですか!?
ツバキ「Qが桜坂高校へ潜入していたという事は最初から村雨クナイが鷹の子である事を知っていたのですか!?
Q「説明は後だ まだ鷹狩りは終わってはいない
<場面が花形に移る 手錠をつけられ柱に縛られている>
花形「Q=鈴木学とって事は分かったがその実力はイコールじゃない
花形「Qの時の奴の動きは鈴木学の時とは段違いだ
花形「たった一撃で俺フラフラ 早く知らせてやらねえとクナイがやばい
ここで扉絵(3ページ目) 上段にツバキ、真ん中にクナイ、下段にQと鈴木
第15話 桜坂城攻防戦
<学校に場面転換 バルトとイチロウが縛られたまま眠らされている。>
クナイ「強力粘着シートは敵の動きを封じるのに1番安上がりでいい方法だけど
クナイ「後片付けが大変ってのが欠点だな 中和剤まいたり <モップを使って掃除をしているクナイ>
鈴木「こんばんは〜〜 村雨くぅ〜〜ん <鈴木が懐中電灯を顔の下から照らして登場>
クナイ「あっ先生こんばんは <あっさり返事をするクナイ>
鈴木「・・・・・・ ビックリしないの!?
クナイ「はい全然 近付いて来るの分かってましたから
鈴木「お・・・おかしいな 気配はちゃんと消して来たつもりなのに
クナイ「それだけ血の臭いをさせていれば蚊じゃなくたって気がつきますよ
鈴木「!!
クナイ「ところで先生 誰の血ですか!? <ジロ とにらむクナイ>
鈴木「君もよく <胸元にてを入れる鈴木>
鈴木「ご存じの人のだよ! !<何かが3つ胸元から放たれる>
<それをキャッチするクナイ>
クナイ「!!? 恋文手裏剣!! <ラブレターには花形?の血が付いている>
クナイ「ここ数日のもやもやが一気に解消したよ先生
<クナイを取り出し指でくるくるとまわすクナイ>
クナイ「やはりあなたは敵だった
鈴木「あ〜〜あばれちゃったよ いや〜すごいね村雨君 <頭をぼりぼりかく鈴木>
<鈴木の口元のアップ パクパクと動かしている>
クナイ「!?
?(むらさめくんにはあてるな ぶきだけをはじきとばせ) <スコープ視点>
ツバキ「了解しましたQ 狙撃用の銃をかまえるツバキ>
クナイ「・・・・・・ 別に顔を狙ってもらっても構いませんよ どうせ当たらないし
鈴木「!! 君も口を読めるのか <あわてて口をふさぐ鈴木>
<ビシッ 銃弾が飛んでくるがガラスにヒビが入っただけ>
ツバキ「え
鈴木「何っ!? 防弾ガラス!?
クナイ「この学校は僕の城
鈴木「!!
クナイ「攻められた時の備えはしてあるよ
クナイ「それじゃあ先生 今楓がどこにいるのか教えて下さい
鈴木「・・・・・・
クナイ「生徒の質問にはちゃんと答えるのが先生の務めですよ
鈴木「!!
鈴木「うまい事言ってるけど村雨くん 僕は英語教師だよ 教えてあげられるのは・・・
鈴木「英語ぐらいだよ!! <銃を取り出し連射する鈴木 フットワークでかわすクナイ>
クナイ「確かに人に教えられる腕前じゃないですね
鈴木「くそー 自覚はしてても人に言われるとカチンとくるのはなぜだろう でもいいのさ
鈴木「だって僕が本当に得意なのは 接近戦だから!!!
<両手に銃を持ち駆け寄ってくるスズキ>
クナイ「!?
鈴木「殴る <右手をふりあげる鈴木>
クナイ『遅い
鈴木「ように撃つ!! <殴るより早いタイミングで発砲>
クナイ「!! <ギュ 間一髪かわすクナイ>
鈴木「加速して殴る!! <銃を撃った反動でパンチ バキャ クナイのほほにヒット>
鈴木「変幻自在の間合い地獄
クナイ「くっ
鈴木「ワンメートル射撃術エリアゼロ! <トーントーン と横に揺れるように構える鈴木>
鈴木「これなら銃がへたでもよく当たるよ
<ダン 踏み込むクナイの足のアップ>
鈴木「えっ!?
鈴木『ワンメートル射撃術 そう聞けばたいていの人間は様子見に間合いを空けようとするものなのに
鈴木『逆に詰めて来た!!!
鈴木『そうか君の得意も接近戦!!! <勢いよくクナイが鈴木に迫る>
鈴木「だけど不用意すぎるね!!!
クナイ「用意ならしてある!!!
クナイ「!!! < ドドドドドド 腹に何発もの銃弾を受けるクナイ>
クナイ「がっ!! <血を吐き後方に飛ばされるクナイ>
鈴木「あっ しまった 生け捕りだった
クナイ「痛くない!!! <ギン 歯をくいしばるクナイのアップ>
鈴木「えっ
<踏みとどまり右手に左手をそえて肘打ちを放つクナイ>
鈴木「ガフッ!!!
<吹き飛ばされ、壁に背中からぶつかる鈴木>
鈴木「そ・・・そうか窓だけじゃない・・・ <ごふっ 血を吐く鈴木>
鈴木「制服も防弾使用だったのか・・・ <息切れしながらも立っているクナイ>
ツバキ「防弾ガラスに防弾ジャケット いったいあの子何者なの!?
ツバキ「まあ いいわ それは捕まえてから聞けばいい事
ツバキ「殺傷力は落ちるけど貫通力だけに特化した弾 レッドスプレー
ツバキ「これなら防弾ガラスもジャケットも無効化するわ
ツバキ「!? <スコープの中に見えているクナイがこちらに銃を向けている>
ライフルに拳銃で立ち向かう気!? そもそも拳銃弾では防弾ガラスは破れないのよ
ツバキ「!! まさか!!
<ドン クナイがうった銃弾は窓ガラスを突き破りツバキのスコープを破壊>
ツバキ「!!?
クナイ「撃っちゃった・・・
クナイ「拳銃って完全に殺しの道具だから嫌いなんだよね
鈴木「!<ガシャガシャと音を立てて割れる窓ガラス>
クナイ「そこは普通のガラスなんだ
クナイ「僕のこづかいで学校全部を防弾には出来ないからね <銃を分解するクナイ>
クナイ「でもどこが防弾かさえ分かっていればちゃんと役にたってくれる
クナイ「この学校は僕の城 言ったはずです
鈴木「どうやら僕達の負けみたいだね
クナイ「楓はどこですか!?先生
鈴木「言っ 言うよ そんな怖い顔でニラまないでくれよ 村雨君
鈴木「でもその前に 心を落ち着けるために一服させてもらうよ <タバコを取り出し吸う鈴木>
クナイ「学校内は禁煙ですよ
鈴木「堅い事言うなよ 誰も見てない事だしさ
<突然ゴキッ と音がする>
クナイ「!?
クナイ「先生!? <ゴキゴキゴキゴキ 骨格変化が進む 不敵に笑う鈴木>
あおり このまま終わるほど甘くない・・・勝負は第2ラウンドへ!!
次号、圧倒的な力で迫るQ!! 一発逆転を狙うクナイは・・・!?