第67話 犯【やりたいほうだい】
HALはネット上でプログラムを流し続けていた その結果、ある者は金遣いの荒い彼女に暴行を加えたり
ある者は宝石店の宝石を奪い取り、思う存分身につけたり ある者は紫色のモジャモジャ頭のおばさんの髪を抜いたり
などの犯罪行為が急増していった そしてどの犯罪者も口をそろえて
「急に」宝石を身につけたくなった、「急に」紫色の(ryが憎くなったなど 曖昧な供述をしていたのであった
汚染が相当進行しているが、未だ具体的な対策が練れない笛吹達、そこで匪口はあることを提案
あのプログラムの解析がほとんど出来ていない、汚染された奴に聞いてもわからない
そこで受刑者などにプログラムを見続けさせ、その人体実験のデータを取ろうと言うのだ
当然笛吹と筑紫は反対 しかしこのままだと下手すれば国民全員が犯罪者になる可能性もあると指摘する匪口
誰もが犯罪者になる可能性を持ち 誰もが持っている感情も強化し突き詰めれば必ず犯罪に行きつくと説明する匪口
犯罪に行きつく、おまえのようにか?、と笛吹は意味ありげに言う 匪口は、何の事?、とぼける
HALも警察が警戒を始めた事には気付くが、所詮1の住人にはプログラム解析は不可能に近い、と放っておく
そして先程不法侵入を試みた者を逆探知して調べるHAL すると桂木探偵事務所のPCからだと判明する
ネウロはあれ以来逃した逃した獲物を探すようにPCに手をつっこんでいた
隠された食糧を探す作業と言えば運動会のアメ喰い競争を連想する弥子 だが周りの小麦粉も美味しいと言う
だが当然あちらも我輩の侵入に気がつき対策をしてくる、というネウロ
例えば貴様が侵入者で我輩が自分の身を守りたい時はこのように侵入者を無力化させたい、
と弥子をソファーごと部屋の隅にブン投げる
同じようにプログラムの作り主が我輩から自分の身を守りたい場合どうするか、とネウロが言った瞬間、
事務所の向かい側で工事をしていたクレーン車の鉄球が事務所の窓に激突する
ガラスが割れ、飛んでくるが弥子はソファーが盾となり無傷ですんだ ネウロにはいくつかガラスが刺さる
世界を震撼させる犯罪者 電人HALの覚醒だった
そしておおげさの言い方をするならば この事件で私達は世界を救ったのかもしれない
・・・でいつものバレ氏まだー?wktk ちなみにこれ何点ぐらい?(百点満点で