外のガク「負ける 奴の戦術に対応しきれてない」
エージ「まだわかんねーだろうがよォ ガク!」
明神「いや… 動きを制限されてる…
その上 梵術で 異天空間による爆破を防ごうとすれば
奴の攻撃に対応できない
今の皇神は 片腕だからだ
ミズチって野郎… この有利な状況を作るために 皇神の片腕を奪った…」
澪『こちらの動きを察知して 蛇が爆発・誘爆…!ならば――!!』
動きを止め、蛇に囲まれる澪
『よけられぬものは 喰らうまで
防御は無視!!』
絡みつく蛇の爆撃を受けながら、ミズチに向け走り出す澪
刀の先がミズチに向かう
瞬間、大爆発 「皇神――ッ!!」叫び走りよる明神
「…… このアマ…ッ…」
左肩をざっくりと切られているミズチ
だが切り口からは血の代わりに黒い蛇が幾匹も出てきている
深い傷のまま笑う澪「…… お返しだ」
姫「澪さん!!」ガク「大丈夫 致命傷は避けてる」
明神『剄の力を使った高速移動だ…!
爆発を半分以上避けた!ダメージは奴の方が深い…!!』
ミズチ「あー イッッテェ…元通りつながるまで 結構かかんだぞォ…
近づくのは危ねェからやめだ 体力勝負はキライなんだよ オレは…」
地鳴りのような音とともに澪の周囲を黒い雨が壁となって取り囲む
ミズチ「雨は満ちた!!ここからが本当のお楽しみだぜ 案内屋ァァ」
外からは中が全く見えなくなる
「ここからは 真の闇!!オレの分身達がはいまわる音だけが 響き渡るだけの世界…
背後から静かに…オマエの首をかっさばく…!!」