遠くには城状の何かが見える
むこうがわにいるパラノイドの面々
澪「円形闘技場(サーカス)とはよく言ったものだ
さあ やろうか 最初は私だ!!」
グレイ「…このゲーム 我々が 大人しく待つという条件で 勝てば
桶川姫乃を貰うということですが あなた方が 勝った場合の条件は…?」
澪「桶川姫乃から 手を引いてもらいたい」
グレイ「…それは 無理でしょう」
澪「だろうな では私たちを 異天空間から解放し
一週間私達を追わないこと!!それでいいか」
そこに緊迫感も何も無しで飛びこむコクテン
「ちょおっと待ったぁー!!
それでもいいけど 4対4よ!!アタシもやるんだからね!!」
ゴウ「おい ウゼェぞ コクテン」コク「何さ!!」ゴウ「決めちまった事
グダグダ替えんのは好きじゃねえ」
4対4では歯切れが悪いと言うグレイに、誰か代われと暴れるコクテン
むこうで「さっさとしろよ…!」と舌打ちしているミズチ
そのミズチの見あげる空に、シャボン玉が浮かんでくる
余裕だな、とふいている明神をあざ笑うミズチ
「言っておくが こん中で一番ケンカが強えのは あのサルだ
(むこうでは三人でじゃんけんをしている)
せいぜいあのケンカバカの胸に響く命乞い文句でも考えとけ!!」
じゃんけんが終わったらしい向こうで、誇らしげにコクテンが手を上げる
「はーい 3番はアタシになりました――!!
私とやる人間 よろしくね――」
(多分、グレイがじゃんけんに負けた模様)
「…3対3ですんだか…」と厳しい表情のエージたちをよそに
「… オレに ぐだぐだ くっちゃべってねえで 目の前の相手に集中したらどうだ」と
言い放つ明神