ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 ネタバレスレ9

このエントリーをはてなブックマークに追加
610 ◆xv3PhvD28k
今井に駆け寄る梅吉
刀がぶるぶると震える
ミック「おーおー 喜んでる
プッハー やっぱ 人の血はうめぇぜぇ…!」
梅吉に逃げろといいながら、肩を抑えてミックを睨む今井
「…梅吉に何をした…!ミック…!!」
ミック「そんな言い草は心外だね
ただ 救えねぇ奴を救うのは どうかって話だよ!!」
泣く梅吉「オイラ…そんな事聞いてなぐで…!オイラぁ…!!」
今井「うろたえるな!!――後々 ゆっくり説明するつもりだった」
ミック「五嶺家焼き討ちも パンジャの使い途にも
奴は マユひとつ動かさねぇ
ハッ オマエ等 本気で あの殺人鬼を助けられると思ってんのか…!?」
胸がどきんとするロージー
『―― それは みんなが 心のどこかで 不安に思ってる事…
ここに来る途中 ムヒョに聞くか 迷った事…』
 回想 森の中で、野宿しているムヒョとロージー
 『…ねえムヒョ?』『何だ』眠そうな目のムヒョに『――…えと…おやすみ…』と
 言葉を飲み込むロージー
『ねえ ムヒョ 僕達 エンチューの事 本当に 助けられるかな…』

笑うミック「オレ等『箱舟』は 元々理想なんざ無ェ!
ちょちょいと永遠の命でも頂いて 笑って暮らせりゃいい
オレに限れば 強え奴をぶった斬れりゃ文句無ェ… ハッ…
誰が苦しもうが関係ねェ パンジャもオマエ等の気分さえ悪くできりゃ用済み
本ト 気が合うぜぇ オレ等と奴の考―――」
語る言葉の途中、三つ目の黒い兵士の刀で真正面から殴られるミック
(顔の正面で自分の刀で受け止めてはいる)
書を開いているムヒョ「黙れ 三下…!オメェにゃ用は無ェ」