サンデー巻末コメントにツッコミ 6発目

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だいぶ記憶と違ってたっぽい。
以下夏目日記より

2003/03

連載プレゼンに出す。もう夏の連載あたりだ。
トガリ終了時からここで頑張るのは一年、と決めてたので、 ダメなら別の会社や雑誌を目指すつもりでいた。一回しかプレゼンに出せないのは計算外だったが。
1週間と言われたが二十日くらい待たされた。3話で提出というので続きをつくっていた。

結果はダメ。理由は去年の九月のコンセプトの時点で分かってたことだった。
見せ方で至らぬ点があるなら直せばいい。もともとプレゼンに出したネームがそのまま載るわけではないのだから。 それ以前に全否定、ということはお話にならないってこと。
つまり僕は載るはずのないネームを一円ももらえない状態でバイトもせず毎週打ち合わせをして半年直しつづけたわけだ。連載終了と読切指定から一年、ここまでが限度と思って毎日ネームを描き直した一年間をドブに捨てたことが今ようやく分かった。
トガリみたいな勢いがない、俺らしくない、とも。雑誌に載せたくないと言われた漫画や主人公が僕のらしさだったら描けるものはない。

このへんは当時の主観なので 実際作品としてのクオリティがどうだったかってのは結局載って初めて読者が判断することなので、
僕の意見が全部正しかったわけではないのは当然のことだが、題材を限定されたとき既にバスケは真剣にしか描けないからこういう話になるというのも伝えたはずだ。
バスケの漫画なら誰でもよくて、たまたま僕に経験があったから、それ以上のことは何もなく、 僕の意見は全く伝わってなかった。まぁ打ち切り不人気作家の意見に価値なんかないけど。
あと僕はバスケは断ってたのに描くことにしたときの意地があって、 そういう意味では僕も意見を変えてるから、 いろいろ噛み合わなくなってたのかも知れない。
しかもそれで「他誌に行くなら話がある。このネームで載られては困る」みたいな話に。オイオイ、私一円ももろてないんすけど。ゴミ箱に捨てたものでしょ。もう全く何もかも信じられない状態になった。
担当に責任がないとは言えないかもしれない。でも実際担当とは話が合って、バスケも経験してて同じ感情を共有できたのもあり、二人で目指してたものが同じだったのだ。
だからこういうことになった。目指していた物自体がすでに否定されてたのだ。なぜそれを半年前に確かめなかったのかとは思った。この時点ですでに次の打ち合わせはしないことは伝えた。感謝もしてるしお世話にもなりました、と。

意外な人脈からイラストの仕事が入ってきてちょっと楽しかった。結局生きていくならこういう方向しかないかなと思ったり。


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160155:2006/06/30(金) 19:05:47 ID:OpKzEx+8

2003/04

27にしてまた呼び出しですー。

えーと、詳しい話は書けないのであれですが、

さらに、僕は読切で人気を取ったことがないので連載したのはおかしい、
連載プレゼンに出す資格もないから、資格が欲しけれ増刊だったら載せてやるから人気を取れ、と。そこで初めてその話が週刊連載として考慮される段階になるらしい。

それが飲めないのならどこに行っても止める理由はない、と。

実際僕より遥かに実績も人気もある作家さんもお飲みになられたか、そのまま別の雑誌で連載を始めたかなんですが、 同じ話を二度描くことがまず理解不能、
さらにはいろいろお話を聞いていた他誌の編集さんの何人かに、そんなことしなくても週刊で描くことができるのはもう分かってるから、 あとはネームさえ面白ければ連載できる、と当たり前のことを言われてたのもあった。
他の雑誌なら連載用のネームを描いたら見てくれる。それで足りないとこがあれば直すだろうし、 読切からと言われることもあるだろう。
だが自分が連載したことのあるこの雑誌では、連載ネームを描くことさえ許されないのだ。僕にはその資格がないから。
一番長くいた雑誌で一番連載が遠い道のりになってしまった。

他誌に行くなら話が、というので引き止めかと思いきや、これは事実上の追い出し? 止める理由もなければ止められる理由もないことを確認しただけだった。

しかし逆に言えばもっともな話だし、僕連載決まったときは全く逆方向から風が吹いてたわけで、
あそこで連載のチャンスを待って踏みとどまってた人たちを、 会社辞めて突然戻ってきた奴が全部追い抜いてしまい、しかも人気低迷のまま8巻分も連載を続けたのだから。それをよく思わない人もきっといたことだろう。
それで結果出さないうちに風向きが変わったと言えばそれだけのことでもある。

数日後、WEBから僕の名前とログが消えました。