王妃舞衣
『・・・私に話しがあるそうね。なにかしら。』
レナ・セイヤーズ
『舞衣様・・・。いとまをいただきとうございます。』
王妃舞衣
『どうして、急にそんな事を言うの?このわたしが宮中において
心を許せるのはあなただけなのよ。知っているでしょ?レナ。 』
レナ・セイヤーズ
『・・・』
王妃舞衣
『・・・私が気づかないとでも思ったの?』
レナ・セイヤーズ
『・・・・・・・・・お許しを。』
王妃舞衣
『所詮、平民出の王には、貴女のような田舎娘がお似合いということね!』
レナ・セイヤーズ
『どうか、お許しを・・・・・・。』
王妃舞衣
『誰が許すものですかッ!!誰が、貴女を・・・!このまま、一生、私に仕えるのよ!
一生、私の奴隷にしてあげるッ!!いいわねッ!!』
レナ・セイヤーズ
『・・・・・・・・・』
王妃舞衣
『あ、貴女、まさかッ!!こ、子供までッ!!』
こうして、レナはひとり城を離れ、アリカを産んだ・・・