そのとき、突然雷雲が一部円形にくりぬかれる
ゴ「ッ…!! 何で来てんだよ アイツ」
現われたのは髪をオールバックに黒い西洋僧服らしきものを身につけた男
「おーおー いたいた サルにウサギ!!
現状は どうなってる?」
窓の中から見る澪「ミズチ…ッ!!めんどうな奴が来た…!!」
ミ「オメーら オレが朝弱えーの知ってるくせによ
置いてくなよ 仲間だろ?」
ゴ「お呼びじゃねえんだよ ヘビ」
ミ「うはー キッツイなァ 嫌われ者はよ!!
アララララァ 結界貼られてら♪」
グ「帰れ 邪魔だ お前がいると 計画通り 事が運ばない…!!」
ミ「ウヒヒヒヒヒ のんびりお昼寝こいてるウサギさんが 何か言ってらァ」
目を不快げに潜めるグレイ、袖から細いヘビを幾匹も出すミズチ
「一つ 教えてやろうか」
ミズチが手を振ると、ヘビは遥かに飛んでゆく
「”計画”ってのはな 結果出せば成功なんだ」
ヘビは近くの山の地面に落下し、激しい火柱が上がる
ミ「メンドくせぇのは ナシだ
キヨイには みんなで 口裏合わせましょ♪」
ゴ(不快げ)「そっちの方が メンドクセェ」
燃え上がる一角に悲鳴が上がる
「爆発だァ みんな避難しろ!!」
うたかた荘に呼ばわるミズチ「次はどこ吹っ飛ばして欲しい!?
結界外して出て来い!!
オレ達と いい事しようぜえ…」
「私が外に出る」
「オイ!!」と叫ぶ明神を後ろにする澪
「大人しくしてろ 姫乃を守れ」
次回に続く。