愛花「…てアレ? 何か気が軽くなった…」
九澄「お うまくいったか?
前 閉じ込められた時にオヤジギャグで落ちついた事あったからさ
何もアワてる事ねーって たかが授業だし ダメならやり直しゃいい」
(なんて俺がエラソーに言えねーけど…)
みんな何回でもつき合うしよ (柊ならな…)」
愛花「ありがと なんか九澄くんにそう言われるとスゴク落ちつくわ
なんだか九澄くんに魔法かけられたみたい」
九澄(残念だが…… 柊を落ちつかせたのは本当の俺じゃなく
ゴールドプレートを持つ架空の俺の言葉なのだが…
とろける俺の頭にゃどーでもいい事だった)
愛花「?」
柊「29 30秒?」
「よーし合格 校舎戻っていいそ」
「やった――」
柊「残りは6班だけかどうなっている
3人はもう合格印出てるんだな 九澄はもういいとして」
久美「愛花がまだです」
柊「何をしてるんだ?授業時間が過ぎたら不合格になるぞ」
久美「もう戻ってくると思うんですけど」
愛花「スイマセーン遅くなって」
久美「遅いよ」
愛花「九澄くんのお陰で入力 間に合ったみたい
じゃっ?いきます!!! 上昇磁竜!!
15秒 20秒」
九澄(ま 何だ…魔法が使えないだけで俺に何の力もないってワケじゃねーさ
ニセモンパワーでも何でも使ってやれる事やりゃいい話よ)
久美「合格決まりだな」
九澄(嘘がバレねー事が第一だが
役に立つまでいかなくても足さえ引っぱんない存在に…)
「…?」
(!!さっき俺(つーか親父)が持ち上げた 大岩が今にも落ちそうに〜〜)
「おい!! 危ねーにげろー!!!」
愛花「28…」
岩落下
久美「キャーァ!!」
愛花「…?何?」
終鈴鳴る
「!!? そんなァ時間切れ?あと2秒だったのに〜〜」
久美「ちょっと調子こいてあんたがあんなトコに岩のっけるから!!」
カオル「どーすんだよ こんなトコで出遅れて!!」
九澄(やっぱ俺…って 足引っぱる運命なのかも)
柊「…まァ事故だからな 合格でいいだろう」
全員「…親バカ…」
煽り セーフ!?