ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 ネタバレスレ8

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867 ◆xv3PhvD28k
回想 師匠と向き合う梅吉
(梅吉の師匠の顔は見えない)
「フム… 魔具を7つ 使えるようになったか 梅吉」
「はい ボス!!」
「では 次は 『勇気』を身につけろ
魔具を持っても 使う勇気がなければ ガラクタだ」
「はい!!」

思い返しながら、魔具の入った袋をぎゅっと握りしめる梅吉
「へ へへ…! す すまねえ 草野…!」

その時、「あいたた…」と声を出しながら倒れていたムヒョが寝返りを打つ
起き上がるムヒョは、自分の血を見て「っ痛ェェ――ェッ!!」と叫び
口からケムリ状の物を吐く
みるみるうちにムヒョは別の生き物の姿になる
「フウッ なんというおっそろしい女でやんしょか」
呆然と、目が7つある犬に似た生き物を見るパンジャとロージー
「へ…?一体全体 何がどう――」
よく見ようと身を乗り出しかけた梅吉を、カーテンの後ろから制する手がある
それは魔法律書をひらいたムヒョ
「おい クソ犬 勝手に変身解いてんじゃねェゾ」
「!!! ムヒョ!?」
驚きに叫ぶロージー
その体がまだ縛られているのを見た7つ目の犬
「おやまあ… それはかわいそうに」と手の指をじゃんけんのチョキのように動かす
するとはさみで切ったかのように椅子の縛りが切れる
「ヨオ 王子様ごっこ中に邪魔するぜ パンジャ」
居並ぶ操られた人の中を歩いてくるムヒョと梅吉
よかったとまた涙するロージー
「どういう こ 事…!
し 死んだ… 死んだ ハズでしょ……!?」