ネギま!ネタバレスレ94時限目

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925名無しさんの次レスにご期待下さい
すごい。派手だと言うわけではないが、高級なのが一目で分かる調度品が一杯。
「うわぁ〜、3部屋もあるよぉ」
リビングルーム、ちょっとしたバーカウンターもあるダイニング。そして寝室。
「って、何でダブルベッドなんですか!」
「へ?」
思わず叫んでしまった私に、聖さまはちょっとだけ間抜けな声を出した。
いくら聖さまでも有名高級ホテルのロイヤルスイートは予想以上のものだったらしい。
「もしかして、これで寝るんですか!」
「いいじゃん、女同士なんだし。それとも祐巳ちゃんソファで寝る? ロイヤルスイートの」
「ううううう」
「大丈夫だって。さあ、ご飯食べよ」

聖さまは紙袋を開けだした。
「もしかして、わざわざ紙袋に入れたのって」
「当たり。ホテルにご飯持ち込むのちょっと恥ずかしかったから。ルームサービス頼むわけにもいかないでしょ? いくらかかるかわかんないし」
確かに。このホテルのレストランもすごく高いお店ばかりだろう。

ダイニングで買ってきたご飯を食べた。聖さまはウェルカムドリンクのウィスキーをちょっとだけ飲んでご機嫌だった。

「さ、お風呂お風呂! お先にどうぞ」

蛇口から出たお湯が私の胸辺りまで溜まっている。広いバスタブに浸かって手足を伸ばす。
今日は聖さまに驚かされっぱなしだ。
嫌いじゃない、むしろ大好きな先輩だけど、今日はびっくりの連発だったから、一人になって少しほっとした。

「祐巳ちゃん、湯加減はどう?」
「いいお湯ですよ〜」
曇りガラスの向こうから声がする。
「んじゃ、私も入るね〜」
へ?
言葉の意味を理解でないでいるうちに、ドアが開いて、聖さまが入ってきた。

「お邪魔さま」
タオルで前を隠した聖さまが湯気の向こうに見える。
お酒でちょっとだけ赤くなった頬や首筋が、バスルームの明かりを反射して、それが湯気でぼうっと光って幻想的…じゃなくて!
「ちょ、ちょっと! 何で入ってくるんですか!」
慌てて身をすくめる、首までお湯に使って体を隠す。
「いいじゃん。女同士なんだし。それにこんな広いのに、一人で入ったら寂しいでしょ」
ざばっとかけ湯をする聖さま。
令さまほどじゃないけど、骨格がしっかりしててそこに無駄なくお肉がついてて、ああ、見とれちゃいそう。
「ん〜? 私の美しいカラダにめろめろ?」
図星を指されてはっとする。涎が出そうになってた。いかんいかん、気をしっかり持たねば。
「ちょっと詰めてね」
そういいながら聖さまがバスタブに入ってくる。詰めてね、とはいったものの、じゅうぶん広いので狭苦しさはちっとも感じない。
私みたいに体を縮こまらせていないので、胸の谷間がお湯の外ではっきりと見える。
わあ、お肌つるつるだぁ。
ちょっと下に目をやると、水面にゆらゆら揺れる聖さまのお体が。
桜色のつんと尖ったあれとか、もっと下のほうの…あ、聖さまちょっと濃い目?