「ん……うんっ……」
口接けの合間を縫って、堪らずに吐息を漏らす。しかしその僅かな隙も逃すまいと
するかのように、すぐに乃梨子の唇が塞いでくる。
そしてその乃梨子の息遣いは、身体を責められている志摩子のものよりも、はるかに
荒く激しいものになっていた。
深い口接けをそのまま続けながら、乃梨子の手が志摩子のスカートの裾をたくし上げ、
その中に入り込んできた。ふとももを這い回り始めたその手のひらに、志摩子の
下半身は敏感に反応する。
温かな手のひらで内股を撫で回される度に、ぞくっとするような感覚が沸き起こる。
その感覚に志摩子は脚を震わせ、身体をすくめた。
そして自分の秘所が熱く脈打ち始めたのを感じたその時、乃梨子の指がショーツの
上からその部分をそっと刺激してきた。
「乃梨子……っ」
敏感な部分を割れ目に沿って指で上下に擦られる度に、気持ちよさが秘所に広がって
くる。そして乃梨子の指の動きに呼応して自分の中心からとろとろと熱い蜜が
溶け出していくのが、志摩子にははっきりと分かった。
「あ、ぁっ」
感じる部分を擦り上げる指の動きが徐々に速度を増してくると、その快感に唇から
漏れ出る嬌声を抑えられなくなり、志摩子はさらにきつく目を閉じた。
「乃梨子、んっ」
「ふ、はぁっ」
ショーツ越しの愛撫を続けながらも、乃梨子はなおも志摩子の唇を求めてくる。
口内と乳房、そして秘所に同時に刺激を受け、志摩子の快感は更に高まった。
布越しの刺激がもどかしい。
志摩子がそう感じ始めたのと同時に唐突に胸と秘所への愛撫が止まり、唇を離した
乃梨子が身体を起こした。志摩子がそれまで閉じていた目を開けると、乃梨子が
荒い息のまま、志摩子のスカートを捲り上げているのが視界の隅に見える。
そして片方の手で腰を軽く持ち上げられると、そのままショーツを脱がされた。
自分の愛液で濡れたショーツが両足から抜き取られると、熱く火照っていた秘所が
外気に晒された。
そのひんやりとした空気を、志摩子が自分の濡れた柔肉に感じた瞬間。
何かぬるぬるとした熱いものが、志摩子の濡れそぼった割れ目に沿って這わされた。