祐巳の手が私の胸をまさぐる。
「うわ、聖さま胸おっきい…いいなー」
楽しそうに触られる。Tシャツの上から乳首を擦られるとくすぐったい。
「祐巳ぃ、くすぐったいよ。…脱ぐから、待って」
Tシャツが重苦しくなって脱ぐことに決めた。裸の胸の谷間に祐巳が顔を埋める。
カップを確かめるように下からすくうように持ち上げられた。
「おっきいし、形も綺麗だし…羨ましい」
「あんっ」
乳首を吸われて声を上げてしまった。やられっぱなしは何なんでここらでひとつ反撃といこう。
「祐巳も脱ぎなよ。私がしてあげる」
祐巳のパジャマのボタンを一つ一つはずしていく。白い肌が見えるたびに興奮が高まる。
「あ」
見つけた。祐巳の小ぶりな胸が合わせ目から覗く。思わず首を突っ込んで乳首を吸いたてた。
「あん、や、聖さまっ…!」
ちゅうちゅう吸いながらボタンをはずすのは忘れない。片手ですっぽり収まってしまう小ぶりな胸を揉む。
祐巳、何でも平均点だと思ってたけど、胸だけはちょっと平均以下だね。
そう思ってにやっと笑うと、憮然とした表情の祐巳と目が合った。
まずい、考えてることばれちゃったかな? 顔を赤らめて、ぷいっと横を向かれてしまう。
ははは、可愛いな。楽しくなって胸を激しく吸った。
「ちょ、聖さま、きゃ、やだ、子どもみたい…」
泣いて喚いて抱きしめられ、今こうして胸を吸っている私なんて、祐巳にとってはただの子どもなのかもしれない。
「聖さまの甘えんぼ」
そうだよ。甘えたがりなんだ。いけない?
ちゅ、ぺろ、ちゅるるっ、ふにふに…。
祐巳の胸のにおいをたっぷり吸い込んで、私は顔を上げた。祐巳の目をまっすぐに見つめる。
「祐巳、最後までしたい。いい?」
パジャマのうえからそっとあそこを触る。そのかすかな刺激にすら身を震わせて祐巳が返事をする。
「はい、しましょう。お願いします」
示し合わせて一緒に服を脱いだ。二人とも全裸になって身を寄せる。
肌が熱い。息を乱し、昂ぶる気持ちのまま、お互いの秘部に手を伸ばす。
ぴちゃっ。
二つの水音が重なって響いた。
「「ん、ああ、はっ、ちゅ、やぁ、ちゅ、ぺろ…」」
もう、わけが分からない。
お互いのあそこを刺激しあいながら、空いた手と唇で胸を揉み、乳首を擦り、首筋にキスマークをつけ、唾液をすする。
祐巳の”指使い”は私の想像よりもずっと激しいものだった。思ったよりオナニー慣れしてるのかも。
「あん、ねえ、祐巳。こういうこと、よく、するの…?」
祐巳はあえぎ声を出しながらもこくこくとうなづいた。
「誰を考えてしてるのかな?」
私は意地悪だ。…祥子に決まってる。
「いつもは祥子さま、ですけど、たまに聖さまとか、令さまも…」
私は呆気にとられた。それでも指は止めないが。
祥子はわかる、私でもしてくれてたなんてうれしい。でも、令って。
「聖さまとか令さまって、男の人みたいで格好いいから。たまに、してるん、です」
…祐巳は私の想像よりもずっとえっちな子みたいだった。
「明日からは私以外でしないでね。約束だよ」
「はい…っ! 聖さまも…」
「分かってる。”私のことを考えながらオナニーする祐巳”を想って毎日するからね」
真っ赤な顔で激しく頷く。
私たちの指使いは限りなく早く、激しいものになっていく。
もうすぐだ。もうすぐ、もうすぐ…。
「祐巳、イきそう?」
「はい、聖さまも、ですか?」
「うん。一緒に、一緒にイこうね」
愛しい人をかき抱く。どこまでも、どこまでも一緒に…。
言葉にならない悲鳴を上げて、私たちは果てた。