ネギま!ネタバレスレ94時限目

このエントリーをはてなブックマークに追加
857名無しさんの次レスにご期待下さい
最初は美しい顔をぽかんとさせていたが。
やがてみるみる目から涙が溢れ出させる乃梨子ちゃんのマリアさま。
「わ、わたしを、糾弾しないの……?ここから出ていけって言わないの……?」
「言うわけないよ」
わあん、と感情を弾けさせ、志摩子さんは私に抱きついてきた。
おお、よしよし。その顔をこの胸に埋めたまえ。豊満とはいえないけどね。

子供のように声をあげて泣く彼女の頭を優しくなで、強く抱き締めてあげる。
私はマリアさまのマリアさまになる。

しばらくそのままにしていると、小さい声でたずねてきた。
「……ふわぁん、ひっく、と、友達でいて、ひっく、くれるの……?」
「当たり前だひょ!」
いけない。あまりにうまくいきそうで声が上ずってしまった。まあかえって普段の私らしくて良かったかな。

志摩子さんは小さく笑うと、やっと泣き止んで顔をあげる。
その顔を見つめつつ、頬から耳に手を這わせ、そっと唇を重ねた。乃梨子ちゃん、お先ー。
「んんっ……」
やわらかい。突然のキスに驚いていた志摩子さんだが、やがて官能に支配されたように体から力を抜いた。

「可哀相な志摩子さん。罪は消えるわけじゃないけど、せめて私と二人でいるときは、それを忘れさせてあげるね……」
タイを解く。
「祐巳さん……」
わたしはあなたにゆるされてあなたのものになりましたもうどうにでもしてくださいって顔だ。ゾクゾクする。

「志摩子さんを気持ちよくさせてあげたいの。全てを忘れさせてあげたいの。
 だから、感じるところがあったら言ってね」
「は、はい……」
耳に吐息を吐きかけ、舌を入れる。
「ここは……?」
「きもち、いいです……」
そのまま頬に舌をはわせ、口内に侵入。上の歯の裏の、口腔の柔らかいところと硬いところの境目。ここは効くよねー。
「どう?」
「ああ、はぁ、い…いいですっ……」
胸に右手をやり人差し指と中指で突起をはさみ、
「そ、そこも……!」
左手でおへそのまわりをさすって
「ふああっ……!ん、んん……」
唇をときどき塞ぐのも忘れず
「んくッ……!あああっ」
胸から背中にまわした手で背骨をなぞり
「いやっ、そんな……そこも……!」
秘所に左手をおろす。
「ああ、っく、ひああっ……!」

「困ったなぁ」
そういって愛撫を中断すると、志摩子さんは熱に倦んだ表情で私を見た。
「志摩子さん、えっちだね。体中どこ触っても反応するんだもん。こんなえっちな人、初めて」
「……」
羞恥のために泣きそうな表情になる。
「でも、そんな志摩子さんも大好きだからね」
ぱっと表情を明るくして、体を預けてくる。
不安定になっている彼女は、いちいち私の言葉に反応してくれるおもちゃだなぁ、
と抱きついてきた細身を抱き返しながら思う。もっともっと可愛がってあげる。