ネギま!ネタバレスレ94時限目

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821名無しさんの次レスにご期待下さい
……が。
「逃がしはしないわよ」
江利子が立ちふさがった。

「……どいて」
「そういうわけにはいかないわ。楽しいお茶会じゃない?最後まで付き合ってよ」
「……」
悪役はまりすぎ。

「それに、祐巳ちゃんと志摩子。このままここから逃げちゃっていいの?
 あなた達のお姉さまと、友人の由乃が可哀相じゃなくって?」
「おねえさま……」
祐巳ちゃんと志摩子が、迷うようなそぶりを見せる。
「ひ、卑怯よ……!」
と言うと、待ってましたとばかりに。
「あら、置いて逃げようとしたそっちのほうが卑怯じゃないかしら?」

全く口の減らない……!でも事実だから反論できない。どうしてくれようか……。
久々に私に口論で勝ったことが嬉しいのか、満足げに小鼻を膨らませている江利子を睨みつける。
なんとかしてこの天邪鬼をどかさなくては……。

「紅薔薇さま」
うまい反論を考えあぐねていると、聞きなれた凛とした声が頭の後ろで響いた。
……なぜ?

「そういう風に眉間に皺を寄せていると、美貌が台無しですよ……?」
うえぇ。なんだこの歯の浮くようなセリフは。
ていうか、足止めの聖は。まさか。もう……?

「ようこー。ダメだったわー。マジできもちいい……令、うますぎ。
 蓉子も味わっといたほうがいいよー」
「……」
顔をあからめて、オンナの表情になっている犠牲者が部屋の隅に、新たに一人。
うわぁ。弱っ。

「……蓉子、これはいわゆるチェックメイトというやつじゃないかしら?潔く諦めなさい」
心底嬉しそうな顔をする江利子……。

「さあ、令。メインディッシュよ。存分に料理してみせてね。
 うふふ、卒業までに一度鼻を明かしてやりたかったのよ。」
「承りました、お姉さま」

料理って。やっぱり、ああいうことだろうか……。

……マリア様。お助けください……。