ネギま!ネタバレスレ94時限目

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812名無しさんの次レスにご期待下さい
そもそもの事の発端は「山百合会目安箱」。
広く一般生徒の意見を聞こうと儲けられたこの箱のなかに、
あろうことか「毎晩紅薔薇さまでオナニーしてますvv」なんて書かれた不埒な
「意見書」が提出されていたのだった。
そしてあろうことかあろうことか、紅薔薇さまがたまたまその意見書をご覧になり・・・・・・
その単語の意味を知らなかったのだ。

「どうしてみんなして口を噤んでしまうの?いったいこれはどういうことなのかしら?」
徐々に口調に怒りの(というかヒステリーの)片鱗が見えはじめている。
「誰も自分から言う気がないなら、ひとりひとり聞いていくわ」
こわっ。

「志摩子。説明してちょうだい」
「・・・そ・・・そんな、私だってしたことがありませんし・・・・・・」
「?・・・・・・答えになってないわよ」

なにげに聞き捨てならないことを聞いてしまった。
そっか・・・・・・シたことないんだぁ志摩子さん・・・・・・。じゃあ私g
危ない。

「令はどうなの」
「え!?どどどうって・・・・・・」
名指しでうろたえる黄薔薇さま。
「知っているの?」
「え・・・あ・・・えっとね、自慰行為のことなんだけど・・・・・・」
(令ちゃんのバカ!単細胞!直接的すぎ!)由乃さんが小声で叱咤しながらおもいきり横ひじでどつく。

「・・・・・・示威行為?」
いや、それは違います。

「毎晩私の名で示威行為をしているということ・・・・・・?
 よくわからないけど、これは個人のプライバシーと山百合会の沽券に関わる問題・・・・・・」
「おなぇさま!違うんです!」
「祐巳・・・・・・?」

「えっと、そんな大袈裟なことじゃないんです。でも、大袈裟でないわけでもないんですけど・・・」
「・・・・・・要領を得ないわね。はっきりなさい」
「やっぱり恥ずかしいことで、みんなが言いにくいのもわけないことで、
 意味がわかったらやっぱりおな・・・お姉さまはお怒りになるかもしれなくて、その・・・」

祐巳さま。さすがだ。説明しようとしてる・・・・・・。
「あの・・・・・・なんていうか・・・・・・その・・・・・・」
がんばれ!祐巳さま! 一同、期待を込めて見守る。

しかし祐巳さまが言葉を詰まらせたのを自分なりに解釈して紅薔薇様は、
「祐巳。気を使ってくれるのは嬉しいけれど、私は自分が世間知らずなのは心得ているつもりよ。
 今更そんなこと恥ずかしいとも思わないし、それをあなたに教えてもらって、感謝こそすれ
 怒る筋合いはないわ。遠慮せずに言いなさい」と。

・・・・・・ズレてる。思いっきり。

祐巳さまはだいぶ長いこと逡巡したあとに、顔をあげた。いつになくキリッとした表情で・・・・・・。
「お姉さま。口で言ってもなかなかわかるものでもないので、これから実演しようと思います」

え?