【星野桂】灰色男達がバラすスレ15【D.Gray-man】

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625 ◆xv3PhvD28k
よそものですけどー。

夜半、月の出る中、大きな鳥居のある岸辺につく一行
ちょめ「着いたっちょ ここが…」
逆さ五ツ星が鳥居にかかり、両端に提灯や謎な文字の旗状なものが
なにやら多数ひしめいた
限りなく日本であって日本でないような岸辺に一行は立つ
ちょめ「ようこそ 日本へ!」

第77夜 メア・パラダイス

フードつきマントで全身を隠した一行は鳥居のある階段を上ってゆく
ラビ?「日本国は もう三百年近く 他国との貿易 干渉を
一切拒絶した『閉ざされた国』として 東の果てに存在してきた
『誰も入れず 誰も出て来れない』と…
考えてみれば うってつけの隠れ家だ
おそらく 三百年の歴史の裏には 伯爵が潜んでいたのではないか?」
女性の姿で着物を身にまとい、提灯を持って先頭を歩くちょめ
「そうだっちょ 伯爵様は日本を拠点に 世界へ魔導式ボディを
送り出してたんちょ
日本人口の9割は オイラたちアクマで 国の政は すべて
伯爵様が行ってるんだっちょ」
伯爵とアクマの楽園のようだという一行に
「この国に 人間が安心して息できる場所なんて 無いんだっちょ
まぁ それは オイラ達アクマにも言えることだっちょが…」
それはどういうことか、と聞くラビ、だが歩いているちょめの足が止まる
見ると、前方から武家風に被り物で髪を隠した女性が歩いてくる
女性「サチコ…」
ちょめ「! 川村!」
ラビ「『サチコ』って」
ちょめ「オイラのボディ名だっちょ アレは仲間の『川村』
同じマリアンの改造アクマだっちょ!」
うれしそうに「川村」に走りよろうとするちょめだが
「川村」の体が震え、首からアクマ本体が出てくる