ネギま!ネタバレスレ93時限目

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 自分の上で懸命に腰を使う糸色の動きに、霧は翻弄されて泣き叫ぶ。
 処女の強張りが取れた霧の膣肉が、意味ある言葉に現れない彼女の快感を雄弁に語る。
程よく柔軟に糸色を包みつつも、時折吸い付くように締め付ける。締め上げて蠢く。
 性器と人格とが別の生き物に乖離してしまったような印象を糸色は受けた。甲高く鳴き、
涙をボロボロと流すほど霧を苛んでいた物は、自分の中を掻き回す糸色の欲望というより、
むしろ彼を受け入れて全霊で悦ぶ彼女自身の性器だったことだろう。
 たった半年の間に女はここまで変化する物なのか、と舌を巻く。同時に何も知らなかった
小森霧をここまで変化させたのが自分だという事実に、糸色は深い感慨を覚える。
 心細そうに敷布の上を泳ぐ霧の手を、糸色は捕まえてやった。霧がぎゅっと握り返す。
ほとんど同時に、霧の呼吸と膣の締め付けが切羽詰って来た。彼女を絶頂に導きながら、
糸色は自分も達しようと懸命に動く。
 霧がもう一方の手で糸色の肩を掴む。糸色の筋肉に霧の指が食い込む。
「私、もう、あ、あぁあ――」
 霧は全身を強張らせて果てた。足首まで脱がされたジャージが拘束となっていたので、
糸色は絡み付いて奥へと吸い上げる霧の膣肉から己を引き抜くことが出来なかった。
 どくどくと霧の中に注ぎ込む本能的な快楽に、糸色は身を任せる。
 愛する糸色を受け止めた嬉しさに浸りながら、霧は彼の脈動と同じ間隔で呼吸した。

 それから互いに何度交わり何度果てたかは、糸色も霧も覚えていない。
 すっかり裸にした霧を、糸色が四つん這いにさせて後ろから貫く。霧がまた嬌声を上げる
大きく張り出した霧の尻を掴み、糸色は痩せた下腹を激しく打ち付ける。
 波打つ尻の肉とは対照的に、霧の腰から背中にかけては無駄な贅肉が殆ど見当たらない。
きゅっと括れた腰と肩甲骨の張り、それから日に当たらない項に、糸色は激しく欲情する。
「やだっ!――せん、せい――」
 霧の胎内に埋められた糸色の肉体が硬度を増した。戸惑いつつ霧は嬉しそうに感じ取る。
 糸色に突かれる度に、大きな胸がぶるぶると前後に揺れる。糸色が後ろからそれを掴む。
ぎゅうと乳房を搾られて、霧は痛みに顔を顰めた。そうかと思うと今度は乳首を触られる。
揺れる乳房の先端が、糸色の指先を周期的に軽く擦るのだ。
 霧の膣がきゅうきゅうと糸色を吸い上げる。喘ぎ声の間隔が短くなってゆく。
 彼女の腰を一際引き寄せて、糸色は二人の接合部を指で弄る。
 二度三度と痙攣しながら糸色の射精を受け止め、霧は敷布にぐったりと身を投げ出した。
 糸色は再び霧を仰向けに寝かせ、前髪を開いて唇を奪う。頬は紅潮し瞳は焦点を失って、
それでも霧は朦朧としながら求められたキスに本能で応じる。
 ぐったりと脱力した霧の脚を掴んでぐいと左右に開く。慎ましく閉じていた花びらは、
何度も糸色に蹂躙されてだらしなく広がり、中に注ぎ込まれた糸色の精と霧自身の蜜とが
交じり合った白濁液に塗れ、ひくひくと淫靡に蠢いて糸色を誘っている。
 再び首を擡げた肉塊を、糸色は二人分の蜜を湛えた花びらの中心に宛てがった。
 押し込むように体重を掛けると、あっと小さく叫んだ霧の中へぬるりと飲み込まれる。
 糸色に胎内を掻き乱される度に、霧はいやいやと前髪を振り乱して叫ぶ。
 うっすらとした肋の上で乳房が毬のように弾む。糸色はそれを手に捕えて弄ぶ。
 揉んだり捏ねたりして掌の中で弾力を味わい、掌の中で自在に形を変える様子を愉しむ。
 臍より下の方に視点を移した。己が出入りするたび、ぐちゃぐちゃと汁気を含んだ音を
立ててそれを飲み込む霧の粘膜が卑猥に映る。泣き叫ぶ霧の若干幼い顔立ちと妙に似合う。
 何度も痙攣して霧が果てる。潤滑の良くなった霧の膣で達するのが難しくなる。
 それでも懸命に動き続け、糸色は。
 糸色は一番奥のコリコリした行き止りを亀頭で叩き、霧が火の付いたように泣く。
 やがてその動きが止まっても、霧の身体は糸色の脈動に呼応して小刻みに震え続けた。
741名無しさんの次レスにご期待下さい:2006/04/15(土) 22:24:06 ID:nQeduZZ9
 簡単に後始末をした糸色が大の字に横たわり、霧は甘えるように彼へと身を寄せた。
糸色は彼女の頬に張り付いた前髪を払い除け、軽く口付ける。微笑みを返した霧はしかし、
繰り返し激しく求められて余程疲れていたのだろう。
 すぐに糸色の胸に顔を埋め、長い黒髪の下からすぅすぅと幼けない寝息が漏れ聞こえた。

「――先生」
 眠っていたはずの霧が静かに呟き、糸色は彼女の前髪を開いてみた。
 静かに瞼を閉じ、安らかで無邪気な寝顔は、糸色が初めて彼女の家を訪問した日から、
少しも変わっていないようにも見える。
 寝言だったのか、と納得して糸色は天井を仰いだ。一体どんな夢を見ているのだろうか、
と彼が聞き耳を立てる中で霧の寝言は続く。
「今夜はお泊りしてくれるの――?」

 糸色は胆を冷やした。小森霧の呟きは本当に寝言なのだろうかと疑問を抱き、霧の肩を
わずかに揺さ振ってみる。霧は眉を寄せるだけで何も言い返さない。
 胸を撫で下ろしつつも、糸色は霧に対してある種の煩わしさを覚えた。
 女という生き物はいつもこうだ。どれほど抱いても飽き足らずに男の存在を求めて来る。
それどころか一晩中、いや隙あらば人生まで独占しようとさえ企む悪しき生き物なのだ。
 もっとも小森霧には罪の意識などない事は糸色もよく知っていた。
 彼女はただ純粋に糸色を慕っているだけだろうし、仮に彼女が邪悪な生き物へと変貌を
遂げていたとしても、それは貞操を奪い色欲を教え込んだ糸色の責任である。
 泣きそうな気持ちになった途端、眠気が押し寄せる。
「まるで子供ですね」
 一人そう呟いて、糸色は大きく息を吐く。一晩どころか冬中眠れそうな勢いだった。
 心地良く訪れた疲労に欠伸を一つ吐き、霧ごと包まろうと毛布を引き上げた所で――

 がらりと扉が開く音が糸色の耳に届いた、と思って頂きたい。