引き抜かれると同時に、私の中でどろっとした感覚が流れる。
――出されてしまった
自らの意志でこそないけれど、これで先生を決定的に裏切ってしまった。
向こうでは四つん這いで男に貫かれている風浦さんが、もう一人の物を口に含んで
懸命に扱いていた。マリアが壁を背に片足を持ち上げられた状態で、彼女の中を
一心不乱に往復する男の頭を抱え込んでいる。
休む間もなく膝を持ち上げられる。ああ二人目が私に挿れようとしているのか。
するなら出来るだけ早く終わってね、という捨て鉢な態度で、私は二人目の男を胎内に
受け入れる。
男は挿入の瞬間痛そうに顔を顰めた。中に出された物でヌルヌルしてるのに、そんなに
私のアソコって狭いのだろうか。
そう言えば先生も私の中に入る瞬間、いつも苦しそうな顔をしていたっけ。
はち切れんばかりに私の身体を満たして、それで大切な壊れ物に向けるような目で
私を見つめて――
先生が動き出すまでのあの瞬間は幸せだったんだな、と今になって
すぐに柄も言われぬ恍惚の表情になって私の腰を掴み、がくがくと乱暴に抽送を繰り返す。
内側の肉襞を擦られ、私の喉は快楽に溺れるでもなく勝手に喘ぎ声を上げ続ける。
もう一度身体の中で脈動。
また新たに男が肉塊を私の秘所に宛がって挿入し、狂ったように腰を打ち付けた――