ネギま!ネタバレスレ93時限目

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688名無しさんの次レスにご期待下さい
 私のお尻から畳の目地が離れた。腰に風浦さんの指が掛かり、じっとりと濡れたショーツが
太股を伝って膝下まで引き下げられる。さっきからショーツが鬱陶しくて仕方なかった所だ。
「委員長、アンダー揃ってル」
「お手入れしてないとこうならないわよ。それにしてもアソコまで本当にキレイなのね」
 指で私の秘所を広げながら、風浦さんがマリアにそう説明した。
 こういう時何て返事したらいいんだろう。
 彼女たちの顔をまともに見られない。目にするもの全てが恥かしくなって瞼を強く瞑る。
 ちゅぱちゅぱと音を立て、乳首を吸われて舐められて。
 内腿とお尻の肉を包むように愛撫されて。
 腿の付け根では生暖かく柔らかい物に亀裂を撫でられて、一番敏感な部分にキスをされて。
 布地越しよりも遥かに強烈な充足感が、私の疼きを癒してくれて。
 汗とは違う私の分泌物で、お尻までぐっしょりと濡れていた。
 正直に言おう。どう言い繕おうと、私は結局彼女たちに責められて悦んでいた。
 私は結局自分の欲望を抑え切れなかった。不注意からとはいえ先生と関係を持った時は
あれほど貞操を強く心に誓ったと言うのに、彼女達に抱き付かれただけでこの有様だ。
 所詮愛は肉欲に勝てない、という事か。
 目にじわりと何か熱い物がせり上がって、狭く汚いアパートの風景がぼやけて映った。 
 先生――
 先生はこんな痴態を晒してしまった私を許してくれるだろうか――

 脱ぎ散らかされた制服のスカート。紺の布地の上に丸められたショーツの白が映える。
 その向こう側に首を向けると、風浦さんがマリアを畳の上に押し倒していた。私が気を
失っている間に脱いだのか、二人とも一糸纏わぬ裸になっている。
 彼女らはお互いの肩を力強く掴み、脚と脚同士を絡ませてもぞもぞと動く。
 深く情熱的なキスの音が私の耳にまで届いた。起きるのも面倒だったので、私は手足を
畳の上にだらしなく投げ出し、頭を熱に浮かされたまま茫っと彼女らを眺める。
「友だち……だね」
「トモダチ……ダヨ」
 どちらともなく相手の鎖骨や胸に口付け、耳朶を噛む。見詰め合う度に同じ言葉を繰り返す。
 ちゅぱちゅぱとお互いの身体を嘗め回す音が、静まり返った部屋に響く。

 これが彼女らの意味する『友達』だったのだ、と納得が行った。肉体関係で繋がっているのが
彼女らにとっての友達という訳なのだろう。
 私には理解できない。好きな異性に純潔を捧げようという気にならないのだろうか。
 けれども口には出さなかった。睦み合う二人の間に、口を挟む余地を見出せなかったからだ。
 やがて二人は離れると横向きに寝直した。互いの脚の間に頭を埋める体勢で再び抱き合う。
 柔らかそうなお尻の肉が、それを掴む相手の指の形に合わせて窪んでいた。
「んー、んんー……」
 二人とも呻き声を上げながら、相手の頭を太股でキツく挟んでいる。
 その腰ががくがくと前後に揺れる。最後の瞬間が近いのだろう。
 しかし風浦さんとマリアとの行為は、二人を絶頂に導く所まで行かなかった。