ネギま!ネタバレスレ93時限目

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687名無しさんの次レスにご期待下さい
 マリアの唇から解放されると同時に、私は万歳の要領で両腕を投げ出す。体感温度で
摂氏三十六度を越える部屋の暑さと、それから身体の中から湧き上がる熱とで、私の正常な
思考は既に止まっていた。
 何しろ全身にびっしょりと汗を掻いて、制服まで肌にじっとりと貼り付いていたのだ。
マリアが上着を、そして風浦さんがスカートを脱がせてくれなかったら、多分私は熱中症で
今頃病院に運ばれていたかも知れない。
 七十二Aカップのブラジャーを外され、胸がぷるんと揺れた。恥ずかしかった理由には
裸の胸を人目に晒す事以外に、そんなに大きくない事もあった。
これでもそろそろBカップに変えようかと思っていたので、少しは大きくなった位だ。
けれども私としてはやっぱり最低でも七十五、いや八十は欲しい。きっちりした数字でも
あるし、何より先生も大きい方が喜んでくれるだろうし――
 何でこんな時に先生を思い浮かべてしまうのだろうか。
 クラスの誰よりも間近で見た先生の顔はいつも物憂げで、それが私の心を妙に擽るのだ。
それでいて彼は眼鏡の奥から、こっちが恥ずかしくなる程に熱い視線を私に向けて、私も
その目に引き寄せられるようにして、私達は保健室のベッドで――
「委員長すごいキレイだヨ」
 マリアの言葉で私の意識は現実に引き戻された。既に私はソックスとショーツ一枚の姿に
されていて、マリアが壊れ物を扱うようにそっと私の胸に掌を宛がっている。大きく開かれた
腿の上に、風浦さんの陶然とした顔が見えた。
「そうね。お腹に肉ないし腰もキュッと括れてるし、雑誌のモデルさんみたい」
 自分では痩せ気味だと思っていたけれど、なるほど彼女らの言うような見方もあるのだろう。
羨ましがられる体型をしているのだ、と気付かされてちょっとだけ嬉しかったりする。先生も、
私の身体をそういう目で見ていてくれるのだろうか。

 マリアの掌が円を描くようにして私の胸を押し揉んでいる。
 指で胸の肉を挟んだり、鷲掴みにしたり。固く勃ち上がった乳首を指の腹で転がしたり。
下半身の方では、さっきから風浦さんの指が熱さを増したくりくりと弄って。
 胸が締め付けられるような息苦しさのあまり、私は奇妙な感じのする高く甘ったるい声を上げた。
 恥ずかしい。私のこんな声を聞かせる相手は、先生ただ一人の筈だったのに。
「委員長ノおっぱい、柔らかいヨ」
 マリアは乳を求める子供のように無垢な瞳を輝かせながら、胸の肉を包んでお椀上に形作る。
汗に濡れた肌の上を滑る掌がやけに熱い。最後に先端を指で摘み、引っ張って名残惜しそうに
私からゆっくりと離れた。
「……あうんっ!」
 先生以外の人に触れられている事への嫌悪感というのは、あまり感じなかった。マリアが
女の子というのもあるだろうけれど、それよりも――
 まるでお気に入りの玩具で遊ぶ子供みたいに目をキラキラさせるマリアの目の前で
痴態を晒してしまった事に、私は羞恥心と罪悪感とで彼女から目を背けてしまった。