「宣言」
回想シーン、1月26日
レスター 「ニア・・・遺体が2体確認された」
ニア 「そうですか・・・」
レスター 「もし夜神月が高田経由で指示を出していたとすれば
これで連絡経路が途絶えた事になるが・・・
魅上の暴走か・・・?」
ニア 「いえ・・Lがキラであるならすでに28日の指示は魅上まで伝わっているでしょう。
そうなれば高田は不要・・・Lにとってはリスクが増すだけの存在です。
事が済めばいずれにせよ始末される・・・」
レスター 「メロの行動に乗じて予定を早めたということか・・」
ニア 「・・・いずれにせよ魅上の判断です。まさか高田を殺すという指令を
高田経由で出せる筈はない・・・ただ・・・」
レスター 「?」
時間戻る
照 「38」
月 (・・・ニア・・・もっと僕を追い込んで欲しかったな・・・つまらない幕切れ・・・いや・・・
幕切れじゃない・・・新世界の幕開けのための最後の生贄となる事を幸福に思うがいい)
ニア 目アップ
また回想シーン
ハル 「ニア、高田の着衣と携帯が発見されました。おそらくメロが。」
ニア 「・・・・」
レスター 「高田の携帯からはおそらくなにも出てこないだろうが・・・」
ニア (メロ・・・なぜいつも大事なことを・・・それに・・・夜神 月・・・)
レスター 「ニア?」
ニア 「私の負けです」
一同 「?」
ニア 「私の策は・・・」 ニア初めて悔し怒り顔 ( シット・・・!! )
ニア (メロはおそらく、高田を拉致したことでキラの動きを止めたと考えた・・・
大事なのは通信機・・・盗聴器の類・・・こちらの連絡にハルを選んだ事からみても
相手が女性である事で最後の最後に甘さをみせた・・・徹底した身体検査は行っていない・・・)
ニア 「メロを殺したのは・・・高田・・・」
レスター 「!」
ニア 「そう・・・役目が終わったとは言え、何もそこで高田を殺すことはなかったんです。
魅上がなんらかの手段でメロの顔と名前を知っていればそこでメロを殺し
高田誘拐犯をキラが殺した事にすれば、メロの顔を知らない夜神月の疑いは緩和される。
高田が生きていれば何かあってもまた使い用もある・・・」
レスター 「だがメロの顔も名前も判らなかったなら、単に口封じで高田を殺したのでは?」
ニア 「であれば、メロが死ぬのがおかしい。ルールの情報とMr模木の話では
ノートで操って第3者を殺すことはできませんし、無関係の巻き添えが起こる死に方もできない。
メロが普通に高田に殺されるとも思えない。・・・・間違いありません・・・ノートです」
一同 「!」
レスター 「だが、ノートは魅上が持っている・・・他にあると?」
ニア 「他にある・・事も考えましたが我々が高田を捜査していると言っている以上、ノートそのものを
高田に持たせるのはLキラにとってリスクが高すぎる。それにメロが発見しているはずです。」
ハル 「それでは・・・」
ニア 「Mr模木へ繋いでください」