DEATH　NOTE-デスノート　page108

>>950
次スレよろ

ノートの1/28分のページをすり換える（または挿入する）説は魅力的ではあるが、
それではPage.97の５頁目、８頁目、10頁目の、無数のモニタにノートの書き込みが
表示されているコマの描写はどう説明するのか。

これは1/7(木)から1/21(木)までの間に長期にわたってノートの書き込まれたページに
関する作業をSPKが行っていたことを示す。
もし1/28分のページに細工をするなら、モニタに表示されるべきものは
書き込まれたページではあり得ない。

この描写を読者を騙すためだけに用いたのであれば、自分はつぐみを評価できない。

ノート以外のものに細工する説（ペン、カバン他）に対してもこの描写は合致しない。

魅上を操るようノートに書き込む説に対しては、操る書き込みを書く場所を
検討するという見方もできるが、ここまで長期に渡ってノートを解析する
必要は感じられず、やや厳しい。
さらに、Page.97の15頁目「ニアは魅上を捕まえたり殺したりするやり方はしない！」
とも合致しない。

ここの描写の一番自然な解釈は、やはりノートの偽造であろう。
その場合、モニタは偽造元のノートと偽造ノートを表示していると考えられる。

しかし仮にSPKが偽造したとして、ニアはこれをいつ、どう使ったのか。

Page.97の11頁目は1/21(木)にジェバンニがジムのロッカー室で何かをしたことを示す。
13頁目はそれを1/22(金)午前２時にニアに成功として報告したことを示す。
何かをしたことは間違いない。
SPKがノートを偽造したのなら、その何かとは偽造ノートの交換だというのが
ここの描写の自然な解釈である。

しかしニアは、本物と交換してしまうと1/22(金)以降裁きが止まると予想するはず。
するとニアも照も異状に気づくことになる。これは策がダミーであるなしに関わらずまずい。
何らかの方法で照に気づかせないことがニアに可能か？
毎朝行われる裁きの予告に合わせて、その対象をニア側が心臓麻痺で殺すことは不可能、
インターネットも含めた報道規制も不可能だろう。
つまり1/21(木)交換策は無意味と考えられる。

裁きが止まることを問題視して交換する日を選ぶなら、裁きから報道までのタイムラグを
強引に考慮しても集合の前日1/27(水)か、最後の裁きの後つまり1/28(木)しかない。
魅上自宅はセキュリティ会社を買収するとかすればは不可能ではないが、確実ではない。
京都自宅→ＹＢ倉庫への移動中での交換も、ジェバンニや他のSPKメンバーが裏技で
高速移動すれば不可能ではないが、魅上が倉庫到着を何分遅らせるか分からないから不確実
だし、魅上も移動中は十分慎重であろう。
確実でなければ、Page.97の15頁目でレスターが1/25(月)午前４時に「これならうまく行く」と
言うはずはない。つまり、これらの策はあり得ない。

ここまで考えると、偽造ノートを使うという策はないという結論に至る。