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文字バレ3:
お偉いさん「言い訳はいいっ!!君のキャリアにも関わる問題だぞ!!
奴の犯行予告も念頭にいれ…一刻も早いXの逮捕を目指すんだ!!」
笛吹「…… はい」
会議室から出て行く笛吹。笛吹の執務室?に戻る。部屋には筑紫。
筑紫「どうでした笛吹さん?」
笛吹「…フン 現状の見えていない老人共だよ」
笛吹の回想(イメージ?)。取調べ室でアホ顔のヤコが話している
笛吹「あのバカ探偵のバカらしい証言…いまいましいがあれを今までの事件に当てはめると
全ての答えがつながってしまう」
人ごみにまぎれているXのイメージ。
笛吹「今の警察が怪盗Xの変身を見抜いて捕らえるのはおそらく不可能に近いだろう」
笹塚「笛吹 その件なんだけど」
笛吹「……笹塚」
部屋にはいってくる笹塚。手にはコーヒーを持っている。嫌な顔をする笛吹。筑紫は礼をしてる?
笹塚「ん 元気か?」
笛吹「…フン 何をいきなり」
コーヒーを受け取って
笛吹「あっ!!貴ッ様ァ!!ブラックだろこれ!!私が飲めないとしっての嫌がらせかっ!!」
笹塚「……元気そうでなによりだ…」
横からコーヒーにミルクを入れる筑紫。
笹塚「例のXの予告状の件…当然誰か捜査には行くんだろ?」
笛吹「…ああ それがどうした」
笹塚「そっちの捜査の現場は…俺に行かせて欲しいんだけど」
笛吹「……笹塚 捜査に私情を挟もうとしているな 君はXに近づきたいだけだ 違うか?」
笹塚家惨殺事件の回想。血まみれの食卓。
笛吹「十年前の君の家族の事件は…確かにXの犯行という見方が一般的だ」
筑紫「……」
笛吹「だが そういった決め付けは捜査の目を曇らせる
そもそも今回の犯行予告とは何の関係もない話だ
目的を間違えている男を配置するほど…私は無責任な仕事をしているつもりはない」
笹塚「…………」
場面変わって再び事務所。アカネちゃんがPCで「最後の自分像」を検索している
ヤコ「「最後の自分」像…あ 出た 流石にニュースでも注目されてるね」
PCに向かうヤコ。その頭にXの招待状を突き刺すネウロ。
ヤコ「芸術家 絵石家塔湖(えいしやとうご)の遺作…んー…知らないなぁ
彼の作品は彫刻・絵画等多岐に渡り…独特な作風で一世を風靡した」