魔人探偵脳噛ネウロ ネタバレスレ13食目

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☆メリークリスマス!魔人サンタが謎をお届け!

魔人探偵脳噛ネウロ 第43話 『後【あとしまつ】』

☆あっさり終結『早坂の乱』 そして……どう出る!?
ネウロ「さあ、その最後の一発を撃つがいい……!」
早坂は銃を構えたまま無言。望月が背後からネウロに声援を送る。
望月「い…いいぞ!やれ!その裏切り者を血祭りに上げてや……」
ネウロはいかにもウザそうに振り返ると望月の頭をつかみ、左手?を
刀状に(1話の時っぽく)して首筋に突きつけて脅す。
ネウロ「黙っていろ……貴様の始末は、こっちのカタがついてからのお楽しみだ」
望月「ヒィッ!」
望月は慌てて弥子の後ろに隠れる。
弥子(こいつ……)
早坂はその場に座り込む。
早坂「計画は完璧だったはずだ……こんな事になるはずが……」
ネウロ「完璧?笑わせるな… 貴様の敗因は 利用する相手を間違えたことだ」
早坂はうつむき、呟く。
早坂「…フフ 情報を操ってこの世界を生きてきた私が 最後は情報不足に
足をすくわれたわけだ…」
早坂は自分の首に銃を当てる。
弥子「なっ…」
早坂「撃ってやろうじゃないか……最後の一発を」
259名無しさんの次レスにご期待下さい:2005/12/21(水) 19:57:29 ID:PBHv9/sC
場面変わって吾代とユキ。
木箱に腰を下ろす吾代。ユキは頭を抑えてうずくまっている。
吾代「…いってぇ……」
ユキ「……ワリィ…アニキ 結局俺は アンタの足を引っ張るだけだったな……今も昔も」
吾代「どっちの上司が正しいかは部下の強さが証明する …だったか?」
そう、笑ってユキを見る吾代。そっぽを向くユキ。
ユキ「……行けよ」
吾代「あ?」
ユキ「アンタの上司があぶねーぜ?」
吾代「あ ああ……」
走っていく吾代の後ろ姿を無言で見送るユキ。
吾代が振り返ると、ユキは自分の手首に釣り針を刺そうとしている。
吾代「! …おい!なにやってんだよ」
ユキ「コイツの使えるところはな……敵に合わせて殺傷力を変えられるところだよ
こうやって 毒を仕込んだりな……」
吾代は無言でユキから釣り針を奪い取る。
ユキ「なぜ…… 俺をかばう?」
吾代「ハッ 目の前で自殺されちゃ後味がわりいからな」
ユキは力が抜けたようにそこにへたり込む。
260名無しさんの次レスにご期待下さい:2005/12/21(水) 19:59:02 ID:PBHv9/sC
再び倉庫内。
早坂「私は小さい頃両親に捨てられ……ずっと弟と二人で生活してきた
すがれる物にはなんでもすがった 解るか!?私が今まで経験してきた
屈辱の日々!冷たい風に晒されながら!!いつかえられる幸せを夢見て!!
二人でどんなことにだって耐えてきた!!!私達の寒々しい人生が!!!!」
早坂の額に浮き上がった血管で怒りの表情が現れる。顔は笑顔のまま。
弥子「……弟さん、ってあのユキさんって人のことですか?」
早坂「ああ…… 結局あいつにはアニキらしいことなんて1つもやってやれなかった……
この計画を思いついたのは もう10年以上も前だ……ユキを呼んで、周りでは
関係を隠し上司と部下としてこの会社に潜り込んだ…… 私は今日のような日を待っていた 
それまでに十分にボスからの信頼を築き上げ 不自然なく後釜に納まるための十分な
土台を作り上げてきた……」
早坂「この計画が成功すればユキももう 寒い思いを……人の寒さに触れるような思いを
しなくてすむ……そう信じてここまでやって来た だが、どうやら私は最後の最後で
負けたようだ ……最後まであいつには何もしてやれなかった……」
早坂は引き金を引こうとする。
ガラララッという音と共に倉庫のシャッターが開く。
ユキ「アニキ!」
早坂「! ユキ……」
ユキ「もうやめてくれよ!俺は……俺はアンタがいてくれさえすればいいんだ!
アンタがいれば暖かかった!だから……だから……」
早坂は無言で首を振る。引き金を引く早坂。駆け寄ろうとするユキ。
銃声。倉庫の俯瞰図。
261名無しさんの次レスにご期待下さい:2005/12/21(水) 20:00:01 ID:PBHv9/sC
舞い上がる紙吹雪。鳩?や紙テープが銃口から吹き出る。
早坂「なっ……!」
ネウロ「少々早いが……我が輩からクリスマスプレゼントだ」
中指を銃に向けるネウロ。
早坂は呆然と言った様子で銃を取り落とす。初めて笑顔が消える。
望月「(もちろん弥子の後ろから)なぜだ!なぜ助けた!早くその裏切り者どもを……」
ネウロがものっそい笑顔で望月の額にドリルみたいになった指を当てる。
ネウロ「何 か 言 っ た か ?」
鳥ネウロがバックに再登場。
望月「ギャ――――――――ッ!」
ネウロ「今のこの状況を見れば 貴様がすべきは1つ……解るな?」
望月「(目の幅涙状態で)は ははは はいィッ!」
望月が泣きながら携帯でどこかに電話する。
ネウロ「さあヤコよ 帰るぞ」
弥子「う うん……」
一人ですたすたと歩いていくネウロを慌てて追いかける弥子。
倉庫の外。弥子がネウロに笑いかける。
弥子「あんな能力も使えるんだ……アンタもけっこういいとこあるじゃん!
少しだけ見直した ……普段はドSだけど」
無言のネウロ。顔は見えない。足下にポタ、と何かが垂れる。
弥子「ネウロ……?」
弥子「!」
ネウロが口から血を流している事に気付く。
弥子「ちょっ……ネウロ!?」
ネウロ「スマン…… 少し弾を浴びすぎたかもしれん……」
ふらっ、と倒れ込むネウロ。
262名無しさんの次レスにご期待下さい:2005/12/21(水) 20:01:18 ID:PBHv9/sC
場面変わって事務所内。
箕野さん再登場。怪しげな二人組にぺこぺこしながら状況説明。
箕野「こ…こちらが現場です 現在ウチの捜査員が事実関係の確認を……」
怪しげな二人の名前は「警視庁刑事部警視正 園峰 冷(そのみねれい)」と
「私立探偵 国尾 優策(くにおゆうさく)」。園峰は笛吹並(以下?)のチビ。
叶絵っぽいけど髪型がストレートだしたぶん別人。国尾はなんか眼鏡掛けてていい人そう。
園峰「事実関係の確認か……ふふん では余は日本警察のクズどもの監査でもさせて頂こう 行くぞ国尾」
国尾「はい」
箕野に頭を下げて付いていく国尾。箕野に警官が耳打ちする。
警官「なんなんですかあいつら」
箕野「園峰冷……12歳で渡米し15歳でケンブリッジを飛び級卒業した天才だ
専攻は犯罪心理学 警視庁が今回参事官待遇で迎え入れたらしいが……
ずいぶん迷惑なモンをよこしてくれたもんだ あっちの男はよく知らんが彼女の秘書だそうだ
どっちにしろ うさんくさいことには変わりないがな」
箕野はため息をつく。
園峰「む?どうした国尾?」
国尾「いえ……少し『感じた』ものですから」
園峰「……死体か?」
国尾「ええ」
視点が変わって箕野と警官。箕野の携帯に連絡が入る。
「はい …誤報?どういう事ですか? はい…望月社長から?……はあ」
しゃべってる箕野の後ろで警官が壁のふくらみに気付き、壁紙をはがす。
警官「ひっ!」
びくっとなってるあかねちゃんとご対面してしまい腰を抜かす警官。
箕野「何かあったか!?」
警官「しっ 死体が……」
園峰「(振り向いて)……国尾 またそなたの勘が当たったようだ」
国尾「そのようですね」
園峰「くくく…… 面白くなってきたじゃないか」

☆あっちもこっちも大ピンチ!  魔人探偵脳噛ネウロ第43話 おわり
263名無しさんの次レスにご期待下さい:2005/12/21(水) 20:02:10 ID:PBHv9/sC
他【もろもろ】
扉絵は先週の予告通りカレンダー(来年の10,11,12月)でした。
左側に首輪+両足鉄球でトナカイカチューシャつけた弥子がサンタのかっこしてる
ネウロさんの乗ったソリを引っ張らされてるイラスト+Merry Kurusimimasの文字。
右側にカレンダーって寸法です。
きゃっきゃと鞭をふるうネウロさんが可愛い。
後、新キャラ登場。来週からあかねちゃんの事件の話になる?予感。
園峰に竹冠がないのが気になります。国尾はくにおくんからでしょうか?
今週の弥子の好物は「砂糖細工のサンタ」。