644 :
詳細文字バレ:
嘘バレ御疲れ様です こちらも本バレ頑張ります
詳細文字バレ
☆吾代の助けにより警察&望月グループの包囲から脱出したネウロ達!この恨み…はらさずにいられようか!いや、いられねー!!
笛吹「…ほーう… こいつらが運び屋の一味か… …で? 逃がした取引相手の情報は? 何か吐きそうか?」
筑紫「…いえ 意味不明な事を口走るばかりで… 「ピンクのパンダが黒い部分を渡そうとしてくる」とかなんとか…」
笛吹「何ィ!? …少しかわいいじゃないか」
筑紫「それと捜査の途中で… 望月信用総合商社の人間と遭遇しました なんでも犯人逮捕に協力したいとか…」
笛吹「…ああ 今回の情報を上層部(うえ)に流したのもあいつらだ 取引直前に情報を得たとかでな
…フン 警察もいかがわしい会社にべったり依存だ
( 笹塚 上もおまえも汚い物に頼るのは変わらんな …むしろ そういった不浄な部分まで飲みこむのが…
正しい職場というものなのか? )」
魔人探偵脳噛ネウロ 第41話 寒【さむさ】 松井優征
☆OH!人事!!って難しい…
とある巨大倉庫内 その入り口付近をユキらがうろついている
望月「逃がした…だと?」
早坂「…すいません いろいろと計算違いがありまして」
望月「ク… こっちの首尾は上々だというのに… 探偵共が捕まらなきゃ計画は80%だ!! こうなっては…
奴等は早めに始末をつけなくては!! 奴等が一切の情報を… 発信できないようにしなければ!!」
早坂「……心配いりませんボス 私の忠実な部下を使って始末させます あなたに教えられた通り 秘密に 迅速にね」
「雪崩だァッ!! 子供が1人埋まってるぞ!!」
「早く助けなきゃ!! もう何十分もたってるぞ!!」
「今はやばい!! 家まで崩れそうだ!! レスキュー来るまで待たなきゃ!!」
親は 俺達が子供の頃に出ていった 俺達の故郷はひどく寒い 寒さは力無い者により残酷だ
対抗する術といえば服を着ることぐらい 誰の助けも期待できない 皆自分の寒さを埋める事で手いっぱいだ
そんな中 震えすら起こらなくなる寒さの中…
「おいバカよせ!! おめえも危ないぞ!!」
「ユキ!! 大丈夫かユキ!!」
あんたと… あんたといる時だけは
645 :
詳細文字バレ:2005/12/08(木) 18:48:44 ID:IoGMNnQr
昔を思い出すユキ するとネウロ御一行到着
ネウ「やはりね この辺にいると思いました 先生の読み通りでした…」
ユキ「…おい」
ザコ「はっはい」
ユキ「社長達に… ここを離れろと伝えて来い どうして社長達が… あの埠頭からすぐ近くのここにいるとわかった?
俺でさえ来て初めて知ったのに」
ネウ「なぁに 先生は1つの仮説を立てられたのです あれだけの大取引の摘発にもかかわらず…
現場にいた警察の数は思ったより少なかった 下調べもせず急遽駆けつけたという感じだ
人数の割りにはよく配備されてましたが それでも逃げるのは難しくない
そしてそれを見越したように助太刀に来たあなたの部隊… 我々を犯人に仕立てる理由はわかりませんが…
とにかく先生の推理では あなたの会社は直前に情報を流すことで…
警察をあの埠頭に集中させる目的があったのではと考えたのです 近くで行われる… もっと大事な取引から目をそらす目的が」
早坂「なるほどね それで君達は… あの近くで同じような取引ができそうな場所を探したわけか
その結果こっちの埠頭にたどりついたと…」
ユキ「…おいッ!! 離れろと言ったろ!? なぜ出てきた!?」
早坂「ユキ 何も知らない君は黙ってなさい それと… 私を呼ぶ時は名前でね 丁度いいんだ 私も彼等に用があったからね」
吾代「…ほーお… さっき俺にひでー目あわされたしな 恨み事でも聞かせよーってのか?」
早坂「………………………………………………………………… ユキ… 私と社長はこの探偵さん方と話がしたい
その間 君にも仕事を与えよう そのチンピラを… 半殺しにして連れてこい!! ひと思いに殺すのは簡単だが…
不良品の分際で私の期待を見事に裏切ってくれた報い もっと後悔する時間をやりたいんだ 生かさず殺さず気絶もさせず
よりそいつを苦しい状態に陥れる事 君が一番適任のはずだ …どうだ 私という上司は人材の使い方を知ってるだろ?」
ユキ「…… ……了解…」
早坂「うん では探偵さん2人は中へどうぞ」
弥子「……吾代さん!!」
吾代「いいよ 行ってろ どのみちこいつとのケリはすぐつけよーと思ってたんだ それに俺はてめーらの雑用だろ?
上司のちょっとしたスス払いぐらいは… やらせとかなきゃ形になんねーぜ」
弥子「……」
ネウ「おお感動的な調教の成果だ 奴隷が自ら自分の事をうれしそうに奴隷だと…」
吾代「さりげなく格下げしてんじゃねー!!」
ネウ「ではそんな奴隷に褒美だ 奴の手品のヒントだけ教えてやる」
ユキ「………………」
ネウロと弥子と早坂は倉庫内に入ってゆく
吾代「…チッ 余計な入れ知恵しやがって」
ユキ「…へー 優しい上司たちだねェ あんたはやっぱり… 寒い飼い主のほうが落ちつくのか」
吾代「…… なあ ひとつ気になってたんだがよ」
646 :
詳細文字バレ:2005/12/08(木) 18:50:39 ID:IoGMNnQr
望月「…やあ探偵さん達 いやあ良かった来てくれて こちらから行く手間が省けました」
ネウ「おやおや… この大量の箱… やはりこちらでも何らかの取引があったようですね」
望月「…ええまあ あなた方の行った場所と同等の量の麻薬です おかげさまで無事に取引が完了しました」
弥子「麻薬!? なんで調査会社が麻薬の取引なんかやってるの?」
望月「全ては情報のもたらす産物ですよ 有名なとあるFBIの長官は あらゆる方法で情報を集め 大統領の弱みさえも握り
国を裏から支配した 情報さえ支配すれば全ての物は支配できる 欲しがる情報(エサ)で裏社会の組織を飼いならし
しまいには組織全体を乗っとり 麻薬取引で巨額の利益を上げる事も簡単なんです
喋ってる最中にどんどん顔がテカりはじめる望月
…ですが… 今回の取引にはいろいろ不都合がありましてね その解決にあなた方を利用させてもらったのです
情報操作という戦略に乗せる形でね 情報とは あなた方が使っても輝かない くすんだ黒いかたまりだ
情報とは私のような人間に使われて初めて… 輝く銀色の光を放つのです」
顔がテカりを通り越して発光している望月
弥子「………!!」
早坂「…ではボス その先は私が彼等に説明してもよろしいですか?」
望月「…ほほう えらく急ぐな早坂 いつも落ちついてる君がどうしたんだ」
早坂「…ええ ちょっと気になってる事がありまして」
吾代「あのてめーの上司… 早坂とか言ったっけ」
ユキ「……」
吾代「あいつ てめーの兄貴か何かか?」
ユキ「…へぇ… よくわかったな 案外ただのバカでもないらしい なんでそう思った?」
吾代「…別に… 赤の他人の上司にしちゃあよ… あまりにもてめーが従順についてってるモンでな
またアニキがそれを良いことに好きよーにてめーを駒に使ってんなァ 他人行儀に苗字で呼ばせて…
てめーこそちっとは職場選んだらどーなんだ?」
ユキ「…やかましい… おまえに俺等の何がわかる? アニキは俺が生まれた時からずっと俺の上司だ!!
生きる場所はアニキが与えてくれる!! あの人についていけば… 俺は一生寒い思いをしなくて済むんだよ!!」
吾代「……ふーん… 兄弟そろって厚い皮がめくれてきたじゃねーか」
望月「何だい早坂? 気になる事とは?」
早坂「……いえ… 取引が無事に済んでるかどうか… まず商品の確認をしたいと思いまして」
望月「確認? 大丈夫さこの通り 見なさい この上品な白を!!」
早坂「…いえ 私が欲しかったのは黒ですよ …実はね 薬の他にも… 組織のネットで商品の発注を受けていたんですよ」
箱に入っている薬を出し始める早坂
望月「おい何を…」
早坂「薬以上に輸入が困難な商品なので 破格の値段をつけてくれたんです …あなたが教えてくれた事ですよボス
大事な人にほど… 情報は秘密にしておけと ごらん下さい この見事な黒を!!」
薬を掻き出し中から取り出したのはデカイ銃
早坂「そら 君達も手に取って確認したまえ」
ザコ「はいっ!!」
中にいたザコ共も銃を手に取る
望月「何のつもりだ早坂!! 聞いてないぞこんな計画は!!」
早坂「だから言ったでしょう 情報は一切秘密にしていたと さて商品は確認した …では 君達も銃口でも見ながら聞きたまえ
私が立案した今回の計画の全容を」
ユキ「来いよ吾代… どっちの上司が正しいのかは… 部下の強さが証明するんだ!!」
吾代「ふーん…」
☆皆ココロ曝け出し…激突ッ!!
魔人探偵脳噛ネウロ 第41話 おわり
先週に引き続き今回もよかった バトル漫画っぽいがこういう展開は好き で追加
・弥子の好物:ヤギのミルク
・この季節どうにも鼻先が冷たくなります。何でもっと血管通してくれないんだろ…<優征>
・コミックス4巻の描き下ろし特別マンガには吾代が登場
・サブミリナルはネウロが吾代を奴隷呼ばわりしてるコマ下 セリフもエロいが 魔人探偵脳噛ネウロ様 だった
・望月が喋りながらテカりはじめるコマの効果音 「シボッ」