魔人探偵脳噛ネウロ ネタバレスレ12食目

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622ネタバレ行きマース!
アオリ「大物登場!?敬礼ッ!」
本庁前に止まった黒塗りのリムジン。
運転席から降りた黒服の男がドアを開け、車からは3人の人影が。
左右に分かれ縦に並んだ数十人の警官が3人に向かって一斉に敬礼する。
「長期任務ご苦労様でした!籠原警視正!」
魔人探偵脳噛ネウロ 第41話 「罠【うらのうらのうら】」
一方、何故か取調室で聴取を受けている魔人&奴隷ブラザース。
(アオリ「何故か仲良く事情聴取・・・カツ丼は出ません!」)
取り調べをしている刑事は証拠は揃っていると脅す。
しかしネウロは涼しい顔で言う。
「どうやら貴方は、この桂木弥子先生がなぜこんなにあっさりと捕まったか
解っていないようですね。先生は、自らの無実を証明するためにここに
いらっしゃるんですよ。」
なんだと、と怪訝な顔をする刑事。
「刑事さん、この事件の逮捕者は全部で何人ですか?」
「12人全員逮捕されたよ。あんたらの関与を証言してる証人だっているんだ。
だからもう言い逃れは・・・」
「全員?あの取引に関与している人間が12人しかいないというのはどこの情報ですか?」
「望月さんのとこだよ。あんたらの身内さ。しっかし望月さんとこも気の毒な話だ。」
ネウロは刑事の言葉にニヤ、と笑い話し始める。
「実は桂木先生はハメられたのです。あなた方がこの事件の情報を得た連中にね。」
「何を言い出すかと思えば・・・」
刑事は呆れた様子。
「この事件に関与した人間は12人。そして今回の逮捕者は12人・・・これは
どう考えてもおかしい。」
「何がおかしいんだ!」声を荒げる刑事。
「逮捕者は実際より少ないハズなんですよ。なぜなら桂木先生が、1人相手側の
人間を、絶対に警察に捕まらない場所に隠れさせておいたんです。」
「なんだと・・・?」
「つまり本当は事件に関与していたのは13人、と言うことになります。なぜかと言うと・・・」
その時、頭に包帯を巻いた早坂が取調室に入ってくる。
623ネタバレ行きマース!:2005/12/07(水) 20:01:15 ID:LoTUHMi2
刑事は立ち上がって敬礼する。
「どうです?取り調べは進んでいますか?」
「いや、この連中なかなかしぶとくて・・・」
「そうですか・・・そう言えば、昨日は何人逮捕されました?」
「いや、あの全員・・・」
「そうですか。ご苦労様でした。」
その間、ずっと微笑んでる早坂。
弥子の前に立ち、顔をのぞき込む。
「困りますねぇ・・・広告キャラクターにこんなことされちゃあ・・・
まあ、13人全員逮捕されたんだ。皆さんの関与を示す証言だっていくらでも・・・」
刑事が「え?」という表情をする。ネウロはククク、と笑う。
「今、何人逮捕されたとおっしゃいました?」
早坂の眉間に少し皺が寄る。
「え・・・?13人と言ったが・・・」
ネウロが立ち上がり、刑事に向かって言う。
「聞きましたね刑事さん!逮捕されたのは12人!警察では事件に関与しているのは
12人だと今の今まで思っていた!しかしあなたは本当は13人いたと知っていた!
1人増えたのを知っていたからだ!そしてそれがあなた方のやっていることを
証明することになる!」
「私達のやっていること、だって?」
眉間の皺がさらに深くなる。額には青筋が。
「実は13人目というのは他でもないここに座っているウチの雑用でしてね。
彼は元々この人達の側の人間として私達を売ろうとしていたんです。でも直前に
なって裏切り、私達の共犯として逮捕された・・・そして元々の取引メンバーは
先ほど説明したように1人抜けている。数としては12人ですが内容は変わってきます。
逮捕されるべき人数が『1人増えた』ということです。そしてそのことを知っているのは
我々と、その時現場に居合わせた人間だけという・・・」
その時、再びドアが開き、刑事は慌てて立ち上がり、入ってきた人物に敬礼する。
「こ!これは籠原警視正!」
624ネタバレ行きマース!:2005/12/07(水) 20:01:44 ID:LoTUHMi2
「か・・・叶絵・・・?」
入ってきたのは叶絵、サイン、石垣の3人だった。
「久しぶりね、桂木弥子君。」
叶絵は弥子に向かって冷たく微笑む。
「ちょ・・・叶絵!なんでここに!?それに警視正って・・・」
椅子から立ち上がり、叶絵に詰め寄る弥子。
叶絵は無言でその襟首をつかみ、睨み付ける。
「私を気安く呼び捨てするな・・・薄汚い犯罪者が!」
「叶絵・・・?」
叶絵は弥子の頭をつかみ、机にたたきつける。
「友達ごっこは終わりだよ・・・思えばずいぶんこの私にひどいことをしてくれたね?」
1発、2発・・・
「これはうどん吹きかけられた分・・・これは海老ピラフを二度と食べられなくした分!」
「なんで・・・叶絵・・・」
「ボクが説明しよう。」サインが一歩前に出る。
「警視庁は以前から君のことをマークしていたんだよ・・・シュプリームS、早乙女金融、
この二つの組織はどちらも君が解決した事件の舞台となった場所であり、僕たちに
とっては麻薬取引の市場として極秘捜査が行われていた場所でもある。高級レストランと
ヤミ金融・・・どちらも普通の女子高生には縁のない場所だ。しかし君はその両方に
示し合わせたように足を運んでいる。君には現在、麻薬取締法違反他数十件の嫌疑が
掛けられている。僕たちは君を監視するために派遣された・・・」
石垣がそれに続く。
「そう、俺たちは警視庁直轄暗躍諜報機関、サイファーポールNO.9!」
アオリ『出たぁ!』

魔人探偵脳噛ネウロ第41話 終わり