タカヤ23イボ

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バレ 24撃目!! イボルブVSブラスト

 試合会場。デスクラッシャーイボルブを受けてダウンしたヴォイドを見守る初老の男と着物姿の娘。
 
初老の男はヴォイドの父親、娘はヴォイドの妹らしい。沈鬱な表情でつぶやく。

パパ「わしは…わしはできることならヴォイドに負けてもらいたい。 ヴォイドをあんなふうにしてしまったのは このわしだからな」

妹「お…お父さま それはもう過去のことです お忘れになって…」


 回想シーン。剣の修行をする少年ヴォイドとパパの姿。泣いてしごきを嫌がるヴォイドを木刀で打ちのめす極悪パパ。

家の者たちが止めに来るが聞く耳持たないらしい。

パパ「ゆいしょある剣法の流れをくむ透間家をわしの代かぎりでつぶす気かァ 跡目を継ぐ者は一人息子のヴォイドしかおらんのだぞ!」

 無理矢理ヴォイドを立ち上がらせて叩きのめす超スパルタパパ。容赦なし。

 さらにとんでもない物を持ち出してくる。ドスが羽の代わりについた改造扇風機だッ!

パパ「ヴォイド 羽の向こう側にある水晶玉をとれい!!」

ヴォイド「エ!?」

 平然ととんでもないことを要求する極悪パパ。実演してみせるパパ。羽は0.7秒間隔で回っているらしい。とうぜん、泣いて嫌がるヴォイド。

パパ、日本刀を持ち出してくる。

パパ「出来なければこの場でお前をまっぷたつにしてやる これ以上透間家に軟弱な男をおいとくわけにはいかんのだ!!」

 父の脅迫に屈した少年ヴォイド、やむなくドス扇風機に手を伸ばす。当 然 、 ドスが右手に食い込む。

パパ「ああッ ヴォイド ヴォイド〜!!」

 てめーが悪いんだろ、というツッコミはさておき、ヴォイド少年、右腕はほとんど動かなくなったらしい。だが、ヴォイドは黙々とトレーニングを積んでいた!

 中学に上がり、町の不良を一発でのしてしまってからはみんなからおそれられるように。さらにぼくしんぐを始めていたらしい。

 そしてヴォイドは父の前に例のドス扇風機を持ち出す。

ヴォイド「父上…これをおぼえておいでですね」

パパ「ウッ おまえまだそんなものを…」

 なんでも0.1秒間隔で羽根が回る改良型。向こう側の水晶をとってくれと父に言うヴォイド。ひるむパパ。

ヴォイド「フッ できないでしょうね」

 構えるヴォイド。平然と水晶を三回もとって戻す動作をする。びびるパパ。ヴォイドは「ブラスト」なる必殺技を身につけていたのだ。回想終わり。


パパ「ヴオイドはわしをゆるしてはいまい ボクシングをすることこそがヴォイドにとってわしへの復讐なんじゃ…」 

 平然と立ち上がるヴォイド。次号、ついにヴォイドの必殺技が炸裂する!