弥子「…… だけどあなたはどうしても破壊衝動を満たしたくて…
家族の見えない所で… 爆破をくり返していた…?」
本能「そーにきまってんじゃねーか!! やっぱ人間はブッちゃけて生きねーと!!
おまえらだって本当にやりたい事があるだろーが!!
それを隠すな!! 取り繕うな!!
そんな姿は見ててイライラするし… 自分でやっててもイライラする!!」
賀久「カードの中に爆弾の場所のヒントを隠したのもそのため… おおよしよしいい子いい子
あれに気づいた人達は他にもきっといるはずよ そしてその中には…必ずいる
自分も衝動をブッちゃけたいと思ってる人達がね」
ネウ「……」
本能「だから本能(オレ)はこのビルを仕上げの爆破に選んだのさ!!
そいつらがどこにいても見えるような… ド派手な目標をな!!」
賀久「その人達はきっと楽しみにしているわ だから気付いても黙ってる
なぜなら見たいから このビルがブッちゃけることで…
自分の心もきっとブッちゃけられるから」
赤ちゃんが激しく泣く
本能「うるせー!! 人がしゃべる時は黙って聞けやあ!!」
賀久「…みんな気付こう? 心の中の破壊衝動から目を背けないで
一緒にこの大爆破を見届けようよ
そして皆の心の中の本能(カレ)をブッちゃけさせましょうよ
私達は皆動物なの そう
本能「我々は皆… 人間という品種の犬なんだ!!!!」