【大亜門は】太臓もて王サーガ6【しょうがない】

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109あぼーん
あぼーん
110名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:42:32 ID:1qp3ewIH
弥子「…… だけどあなたはどうしても破壊衝動を満たしたくて…
    家族の見えない所で… 爆破をくり返していた…?」
本能「そーにきまってんじゃねーか!! やっぱ人間はブッちゃけて生きねーと!!
    おまえらだって本当にやりたい事があるだろーが!!
    それを隠すな!! 取り繕うな!!
    そんな姿は見ててイライラするし… 自分でやっててもイライラする!!」
賀久「カードの中に爆弾の場所のヒントを隠したのもそのため… おおよしよしいい子いい子
    あれに気づいた人達は他にもきっといるはずよ そしてその中には…必ずいる
    自分も衝動をブッちゃけたいと思ってる人達がね」
ネウ「……」
本能「だから本能(オレ)はこのビルを仕上げの爆破に選んだのさ!!
    そいつらがどこにいても見えるような… ド派手な目標をな!!」
賀久「その人達はきっと楽しみにしているわ だから気付いても黙ってる
    なぜなら見たいから このビルがブッちゃけることで…
    自分の心もきっとブッちゃけられるから」
赤ちゃんが激しく泣く
本能「うるせー!! 人がしゃべる時は黙って聞けやあ!!」
賀久「…みんな気付こう? 心の中の破壊衝動から目を背けないで
    一緒にこの大爆破を見届けようよ
    そして皆の心の中の本能(カレ)をブッちゃけさせましょうよ
    私達は皆動物なの そう
本能「我々は皆… 人間という品種の犬なんだ!!!!」
111名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:43:25 ID:1qp3ewIH
笹塚「………  途中から逆になってねーか? その子に向ける顔と俺等に向ける顔が」
本能「はっ!!」
賀久「ごっ ごめんケンちゃんうっかりしてた!! いい子ね泣かないのおーよしよし」
笹塚「…まあ あんたの主張は俺にはよくわかんねーけどさ
    今吐いた一連のセリフは自白ととっていーんだよな?
    もしもし笛吹か? 今すぐ例のビル来てくれ 爆弾処理班と客の避難の手配も頼む ああ…」
電話「………!!」
笹塚「そうだよ 今犯人確保してるからさ 手錠はあんたがかけてくれ」
弥子「……  手錠…笹塚さんがかけないんですか? あの上司の人に手柄を譲るってこと…?」
笹塚「…んー まーな 指揮とってんのあいつだし 俺の印象も悪くならないし そーいうもんさ」
弥子「……」
賀久「あらあら…気が早いのね もう手柄の話になってるの?
    …まさかこれで解決と思ってるんじゃない…?
    私の皆へのメッセージの集大成が… 爆弾ひとつ設置して終わりなんて…」
笹塚「!」
賀久「それは… 本能(カレ)にたいしてのブッちゃけが足りないとは思わない…?」
下瀬「…?」
賀久「こんな時に備えてもう1つ… 予備の爆弾が作動を始めてるわ
    ちょっとだけ威力が劣るのが残念だけど… これと違ってとっても解除しにくい場所よ」
一同「!!」
賀久「あなた達の貧弱な理性に… 私の爆弾は止められない
    私は爆弾魔 だから私はカワイイ 私の名前はヒステリア
    絶対なる本能(カレ)に従う忠実な理性(イヌ)よ」

続く恐怖(ブッちゃけ)!!

第28話 おわり