ハヤテのごとく! 取られたネクタイ33本

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840長文スマソ
しかし・・・
ある意味この物語の最大のキーパーソンとも言えるヒナギクを35話まで温めておくとは、
畑君も相当の粘着質ですね。
作中時間ではここまでわずか半月、その間のエピソードはすべて冬休み中の出来事とはいえ、
現実世界では8ヶ月以上もの時間が流れているわけで、これはもうほとんどビョーキの域な
のかも知れません(^_^;)。
もっとも、BSでも明かされているとおり、畑君は連載開始当初から相当に設定を練り込ん
でいて、それらを小出しに伏線を張りつつ進行させようと考えていたようだし、現在進行中
の白皇学院編ももっと早い時期にスタート(第10話で願書提出)するはずだったようですね。
それが連載開始と同時に思わぬ反響を受けたため、お屋敷モノの路線でじっくり舞台背景や人
物関係を明らかにして行こうという方針に変わり、結果ここまで約40話を消費することに
なったんですねぇ。
841長文スマソ:2005/07/31(日) 04:34:27 ID:NCpccbaW
とは言え、初回の2話以降から第1部終了までに明らかになったことといえば、ナギの3人し
かいない友人の内ふたり(咲夜と伊澄)と許婚ワタルの存在、そして三千院家の遺産相続問題
くらいなもの。それ以外のドタバタ劇にこれほどの期間を費やす値打ちが果たしてあったかと
言うとやはり疑問ですね。第一部の終盤では多くの人が伊澄EDにフラグが立つのではと期待
をかけたようですが、それも見事に不発に終わり、その後の伊澄叩きに発展したのは皆さんご
存知のとおり。
思い込み中のお孃とその同年のお子様たち、どこか抜けたメイドや執事長などでは心理描写も
手薄になりがちだろうし、ハヤテもいつの間にやらアクのない只のいい人になってしまい、唯
一まともなマリアさんも進行役に終始してしまい、第一部終了時点で人物像として魅力的なキ
ャラが皆無となりつつあった気がします。
842長文スマソ:2005/07/31(日) 04:34:49 ID:NCpccbaW
ここに登場する人物はほぼ例外なく親がいないか捨てられたかといった、肉親と縁の薄い人たち
で、タマやエイトのエピソードもハヤテの境遇との相似性を描いたものとしてそれなりに意味が
あったのかも知れませんが、この作品の読者に萌えを期待させるような種類のモノでは到底あり
ませんでした。
ところが第二部にしてようやく登場の「桂ヒナギク」という人物に対しては、これまでとうって
変わった細かい描写が施されているようです。ナギの最後の親友であり憧れの対象、白皇の生徒
会長にして学院のアイドル、そしてハヤテにただならぬ関心を寄せるという重要な役どころに加
え、初登場のシーンでは親から見捨てられそうになったすずめの子チャー坊をハヤテと共にピン
チから救い出したります。
「ナギにとって、私より身近な人がハヤテさまを好きになった時は大変だと思いますが・・・」と
いう伊澄のセリフ(34話)も当然ヒナギクを指してのことなのでしょう。畑君はこの人物に相当
の思い入れがあるとお見受けします。BSではマリアさんを除いては唯一ハヤテのストライクゾーン
に入る人物だとも言ってますし、今後の展開が大いに注目されますね。
学園編に入り更なる新キャラの登場が見込まれますが、是非ともアンチに傾かず、これまでどおり
マターリと生暖かく見守っていこうじゃありませんか。