ハンター×ハンター以外の漫画は資源の無駄

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21名無しさんの次レスにご期待下さい
バキと勇次郎の決戦当日
とある場所で魔導師のような格好の男に圧倒的に打ちのめされダウンしているバキ
そこへ勇次郎が駆けつける
勇次郎「バ、バキッ!こ、これはいったいッ!!」
ゲマ「ほっほっほっ。あなたですね。私の可愛い部下たちをやっつけてくれたのは・・・。」
勇次郎「む?お前は!?その姿はどこかで・・・。」
ゲマ「おや?少しは私のことをご存知のようですね。ほっほっほ。
   ならば尚更、私たち光の教団の素晴らしさをお教えしておかなくては・・・」
ゲマ「出でよジャク!!シコル!!」

髭と登山家の化け物が現れる

勇次郎「貴様等ッッ!!」
2人を一瞬でぶちのめす勇次郎

ゲマ「ほっほっほ。みごとな戦いぶりですね。でも、こうするとどうでしょう・・・。」
なんと!
ゲマは、バキの喉元に死神のカマをあてがった!!
勇次郎「!!!!」
ゲマ「この子供の命が惜しくなければ、存分に戦いなさい。
   でもこの子供の魂は、永遠に地獄をさ迷うことになるでしょう。ほっほっほ!」

ジャクとシコルの攻撃が再開したッ!

勇次郎はじっと耐えている
勇次郎はじっと耐えている
勇次郎はただじっと耐えている

ついにシコルの痛恨の一撃が勇次郎に命中し、ダウンする勇次郎

ゲマ「ほほほ。ずいぶん楽しませてくれましたね。」
勇次郎「うう・・・。」
ゲマ「まだ息があるようですね。」
勇次郎「バキッ!気がついているかッ!?聞こえているのだろうッ!?」
   「これだけは貴様に言っておかねば。」
   「実はお前の母さんはまだ生きているはずッ!オレに代わって、母さんを・・・。」
ゲマ「邪ッ!」
勇次郎「ぬわーーーーー!!!」
特大の火炎玉を喰らう勇次郎

ゲマ「ほっほっほっほっほ。子を思う親の気持ちは、いつ見てもいいものですね。」
  「しかし心配はいりません。お前の息子は、我が教祖さまのドレイとして一生幸せに暮らすことでしょう。ほっほっほっほ。」
ゲマ「ジャク!シコル!この子供たちを運び出しなさい!」
ジャク「ゲマさま。このマホメド・アライの子は?」
ゲマ「捨て置きなさい。野に帰れば、やがて、その魔性を取り戻すはず。」
帰ろうとする3人
ゲマ「うん?待ちなさい。この子供は不思議な宝玉を持っていますね。」
  「この宝玉はもしや?まあどちらにしろ、こうしておくとしましょう。」

なんと!"バキ"の"ゴールドオーブ"は、粉々に砕け散った!!

ゲマ「ほっほっほ。さあ行きましょう。ぬん!」

煽り 命を懸けて息子に使命を託した勇次郎! その思いを胸に立ち上がれバキッ!!
22名無しさんの次レスにご期待下さい:05/03/05 11:46:13 ID:Oz8PDUtS
バレ「地獄」

気が付けばバキは地の獄… どこかわからない地の底の底…
亡者巣食う強制労働現場にいたッッ
ここで働く…働き続けなければならないッッ
この地の底で幾十年ッッ 
バキ「(これが屈辱でなくてなんだッッッ)」
劣悪な環境下での強制労働に加え、貧相な食糧配給は
長年をかけて培ってきたバキの筋肉や体力を衰えさせ、
すっかりと別人に変えてしまっていた。
「オラッ サボるんじゃねぇッッ」
ピシャアッ、監視官の容赦ない鞭がバキの背中に叩き込まれる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ」
気を失いかねない痛みを懸命にこらえ、バキは逆らう事も無く
黙々と土木工事に従事する。
逆らっても何も得られるものはないことはずっと前に学習したのだ。
逆らえば拷問や食事抜きといった手痛い罰を受ける事になる。
薄汚い雑魚寝部屋の隅で横になっているバキ。
そのバキの隣に春成が座る。
「…俺の父ちゃんもよぉ…ゲマの野郎に殺されたんだ…。俺をかばってな…」
彼も偉大な父親である郭海皇をゲマに消されて、この現場に収容されたのだ。
「俺がふがいないばっかりに父ちゃんが…」
春成はふるふると拳を震わせる。
「光の教団は邪魔になりそうな強い格闘家を消して周ってるんだッッ
お前の親父や…俺の父ちゃんみたいなッッッ」
声を荒げる春成。ただ背を向けたまま黙って聞いているバキ。
「バキ!俺と一緒にここから逃げるんだ!そして仲間を集めて教団を潰してやろうぜ!!」
「…どうやって?ここの警備は鉄壁だぜ?ネズミ一匹逃げられやしない…」
「…実はな…ちょっとしたいい手があるんだ…」
ごにょごにょとバキの耳元に何かを囁く春成。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ」
汗をかいたバキの顔のアップ。

煽り
「春成の脱出案とは!!?」
巻末
「今のRPGは難しすぎる」
23名無しさんの次レスにご期待下さい:05/03/05 11:48:50 ID:Oz8PDUtS
バレ 「脱出」

「警備員の話を立ち聞きしたんだが…この場の最高責任者、ゲマの右腕の
ジャクの私室が直接外界と繋がっているらしい」
「!!?」
「奴隷の逃走を防ぐために外への道は迷路みたいでいくつもの関所があるんだが、
ジャクはそういう面倒を省いて外に行けるようにしているようだ」
「つまりジャクの私室から脱出できるって訳か…!!」
「そういうことだ」
バキは声が大きくなっているのを春成に注意される。
「ジャクは熱心な信徒だからな。直接教えを受けたいとでも言えば私室に招かれる可能性が高い…」
「でも俺もお前も体力があまりない…。返り討ちにあうかもしれない…」
「大丈夫だ。俺達なら…」
ぼそぼそと春成は作戦をバキに伝える。
場面変わってジャクの私室。バキと春成がひざまずいてジャクの話を聞いている。
「…つまり、こういった教祖様の御考えが世界に光を…」
春成が床を手で叩き、合図を出す。
「邪ッッッ」
バキがジャクの不意を突いてのアッパー。ジャクがたじろぐ。
しかし肉体の衰弱のせいで決定的ダメージは与えられない。
「貴様ッッ」
ジャクの反撃でバキが吹き飛ばされる。続いて隣の春成にも殴りかかるが…
「………ッッッ!!?」
当たった事は当たった。しかし予想の反動よりもかなり小さいのだ。
春成は今は亡き父、郭海皇の秘奥義「消力」を備えていたのだ。
しかし消力が発動したにもかかわらず春成にはダメージが残る。
「(……やっぱ父ちゃんみたいにはいかねぇか。軽減できて四割引ってとこか…)」
突進してくるバキの顔面めがけてジャクが痛恨の一撃を放つ!
「(体力は落ちても合気なら……!!)」
ジャクの打撃の勢いを逆利用してジャクを投げ飛ばし、後頭部を床に激突させる。
ジャクは気絶した。
「よし!長居は無用だ!脱出するぞ!」
春成の掛け声に従ってバキも彼に続き、部屋の奥の扉から外へ二人は脱出する。
場面変わって独歩邸。
庭園を眺めながら茶を啜る独歩。背後の気配に気付いて顔はそのままで声だけを発する。
「…俺らになんか用かい?」
「ほっほっほっ。突然の来訪の無礼、どうかお許しを」
ゲマのアップ。

煽り
「ゲマが独歩に何を…!!?」
巻末
「やっぱキャラの使い捨てはよくないよな」
24名無しさんの次レスにご期待下さい:05/03/05 11:50:03 ID:Oz8PDUtS
春成の驚愕の脱出案を聞いた次の日の朝
バキ「みんな、おはよう」
どれい1「ううう・・・。こんな生活なら死んだほうがマシです。」
どれい2「アニキ、どうもおはようございます。」
     「アニキは子供のときつれて来られて、ドレイとして10年働かされているとか。」
     「ずいぶん苦労しなすったんですねぇ・・・うっうっ」
どれい3「おめえの親父さんはこの教団に殺されたんだってな。その悔しさを忘れちゃいけねぇよ。」
春成「よう、腹はくくったかい?」
バキ「あぁ」

ムチ男「おらおら仕事の時間だぞ!さっさと行かないと、このムチが飛ぶぞ!」
ひとときの憩いの時間を看守のムチの音が、終わりを告げる。
うつろな表情で、作業へと出かけるドレイ達・・・。しかしバキ達の目は生気に満ち溢れていた。
働くドレイ達を尻目に、そーっと看守の後ろに回るバキ・・・。
バキ(今だッ!)
ムチ男A「・・・・(がくん)!!!?」
バキの渾身の膝かっくんがムチ男Aに炸裂する
ムチ男A「はーん?またお前か!!なにかにつけて反抗的なやつだな!さっさと持ち場へ戻れ!」
ふてくされたバキが持ち場に戻ると、なんと!ドレイの女が、ムチで打たれている!
ムチ男B「俺の足の上に石を落とすとはふてえ女だ!その根性をたたきなおしてやる!」
井上「どうか、おゆるしください・・・。」
ムチ男B「いーやだめだ。たしかおめえはドレイになったばかりだったなぁ。」
ムチ男C「このさいだから、自分がドレイだってことを身にしみて解らせてやる。」
井上「ひいい・・・」

春成「俺はもう我慢できないぞ!」
バキも一緒に飛び出し、ムチ男に向かっていく
しかしバキと春成の体は長期にわたる栄養不足のために原型はとどめているものの
その太さは全盛期のものとは比べ物にならないほどに細くなっていた。
苦戦する二人
攻撃の度にカウンターを喰らう春成に、バギを唱え続けて近づこうとさえしないバキ
他の黒服達も集まってきてついには追い詰められてしまう。
何人かの看守はのしたものの、結局牢屋に入れられてしまった二人

春成「いや〜まいったな。しかし2秒でやられるよりマシかな。わっはっはっ!」
バキ「ハハハ」
春成と談笑していると誰かが牢屋の前に来る
兵士の1人と井上だ
井上「先ほどは助けていただいて、本当にありがとうございました。」
兵士「妹の井上を助けてくれたそうで、本当に感謝している。私は兄の栗谷川だ。」
栗谷川「前々から思っていたのだが、お前たちはどうも他のドレイとはちがう。
    生きた目をしている!そのお前たちを見込んで、頼みがあるのだ。」
バキ「なんだい?」
栗谷川「この神殿が完成すれば、秘密を守るために、ドレイたちを皆殺しにするかも知れないのだ。」
春成「やっぱりな。そんなことだろうと思ってたぜ」
栗谷川「そうなれば当然、妹の井上までが…。お願いだ!妹の井上を連れて逃げてくれ!」
バキ「いいのかい?そんなことして」
栗谷川「お前達が昔、さらわれて来た時の荷物やお金も後ろのタルに入れておいた。」
春成「残ってたのかよ」
栗谷川「この水牢は、ドレイの死体を流す場所で、浮かべてあるタルは死体を入れるために使うものだ。」
    「気味が悪いかもしれんが、そのタルに入っていれば・・・たぶん、生きたまま出られるだろう。」
バキ「多分って…」
栗谷川は無理やりタルに三人をつめこんだっ!!
流されるタル
圧迫死寸前の3人は気を失ってしまう
・・・・・・。

煽り「春成の脱出案とはッ!?」
巻末「今のバキは何編なんだ?と、最近よく聞かれる。今は[天空の鬼嫁編]だ」
25名無しさんの次レスにご期待下さい:05/03/05 11:51:44 ID:Oz8PDUtS
バレ[超回復]
もの凄い勢いで目を覚まして起き上がるバキ。辺りを見渡すと神聖な感じの部屋だった
シスター「まぁよかった!気がつかれましたのねっ!」
バキ「ここは…?」
シスター「ここは名も無い海辺の修道院。どうか元気になるまで、ゆっくりしていってくださいね。」
どうやら無事に流れ着いた先は修道院だったようだ
シスター「今着ている服は、あなたが持っていた服です。前の服はあまりにボロボロでしたから、着替えさせてもらいましたのよ。ぽっ」
バキ「ハハハ…」
春成が部屋に入ってくる
春成「やっと気がついたなっ!」 バキ「キミも無事だったのか」
春成「あぁ、井上さんも無事だぜ」 バキ「それはよかった」
部屋に井上が入ってくる
井上「まぁ、バキさんもお目覚めになられたのですね。よかった。」
   「兄の願いを聞き入れ、私を連れて逃げてくださって、ありがとうございました。」
   「これは兄から預かったものですが、どうぞお役に立ててください。」
バキは井上から1万円を受け取った
春成「そういやここに残るんだってな、井上さんは」
井上「えぇ、ここで洗礼を受けて修道女として新たな人生を歩みますわ」
バキ「よかったね。自分の道を見つけられて」 井上「はい」
その後もたわいも無い談笑が続いた。そう、あの辛い奴隷時代を忘れるかのように…

その晩
バキ「普通の食事だと思ってたけど、まさかこれほどとは…」
3人の前に豪勢な薬膳料理が並べられる。栄養不足の体を気遣ってくれたようだ。
修道院長の「遠慮しないで」という言葉を聞く前に料理にむしゃぶりつくバキと春成。
井上も満面の笑みで食が進む。全てを食い尽くすのに20分もかからなかった。
食べ終えた後、バキと春成に院長がデザートだと言い張るでかいタルを出された。
院長「飲め」 バキ「コレは…?」
院長「水だ。20リットルある、飲め」 春成「いや…ちょっと…」
院長「まぁ、このままじゃ流石に無理だろうねぇ」
そう言うと院長は他の修道女に何かが入った数種の壺を持ってこさせた
春成「それは?」 院長「デンプン、たんぱく質、果糖だよ。1壺につき約4キロ入っている」
それらをタルに入れ、素手でかき混ぜる院長
バキ「おいおい、汚ねぇって」 院長「さぁ、できたよ」
二人に出される32キロの混合液
なかなか口にしない二人に痺れを切らした若い修道女が二人の後頭部を押えて殺さんばかりにタルに顔を突っ込ませる。
命からがら飲み干す二人。修道女は笑顔で微笑んでいる。
院長「奇蹟が起こる…」 バキ、春成「え・・・?これって・・・・スゲ・・・」

栄養不足に悩まされ極限まで衰弱しきった二人の肉体
そこへ闘争による更なる負担が加わり、人体最後のエネルギー貯蔵庫である肝臓のグリコーゲンも底をついた
酷使に継ぐ酷使・・・もはや破壊されつくした二人の筋肉細胞達。彼等は復讐を誓っていた
次なる酷使に対する復讐。つまり、今後もし同じような事態が起こったなら・・・・必ず、必ず独力で乗り越えてみせると!
人ならぬ 神の創造りたもうた肉体。神の誓いし復讐にミスはありえない! 今、二人の身体に空前の超回復が起ころうとしていた!!

混合液を飲んだ直後、いきなり湯気をムンムン放出しだす刃牙と春成の肉体。
シスター「院長・・・これは・・・?」
院長「目覚めだ。32キロに達する混合液・・・たかが果糖、デンプン、たんぱく質が滅びかかった人体を復元させる。
    ましてや栄養不足に悩まされながらの10年間の労働で肉体を酷使してきたのだ。おそらく二人の身体は以前より・・・」
立ち上がった二人の肉体は奴隷となる以前よりも逞しく、生気に満ち溢れていた。
院長「復ッ活ッ!」「範馬刃牙復活ッ!郭春成復活ッ!範馬刃牙復活ッ!郭春成復活ッ!範馬刃牙復活ッ!郭春成復活ッ!」
何かに憑りつかれたように「復活」を連呼する院長。その叫びは修道院から北の方角に在る大きな町まで響いていた。

煽り 「あの時以上の肉体ッ!この力でゲマを討てッ!」
巻末「ディスク抜く裏技やってたら先に進めなくなっちまった。畜生」
26名無しさんの次レスにご期待下さい:05/03/05 11:52:16 ID:Oz8PDUtS
バレ 「誘惑」

独歩の背中越しのゲマの声。独歩が振り向く。
「…? お前さん誰だい?」
「私はゲマと申す者。以後お見知りおきを」
一礼をするゲマ。独歩がハッと気付く。
「ゲマ…!? 光の教団の…勇次郎を殺りやがった野郎か!?」
独歩の顔に汗が窺える。ゲマはにっこりと笑う。
「ほっほっほっ。ご存知でしたか。真に残念だったのですが、勇次郎氏は
我が教団にとっての危険人物でしたのでやむを得ず…」
「ふざけるない!バキを人質にして勇次郎をハメやがって…!!」
闘う理由の一つである「打倒オーガ」という目標を奪われ、光の教団の
汚い手口に怒りを感じて声を荒げる独歩。
「そんなに興奮なさらずに。今日はそんな昔話が目的ではなく…
是非貴方に我が教団に入信して戴きたく、参上した次第…」
「入信…だあ…?」
独歩がとまどった表情を見せる。
「貴方の『武神』という御高名は我が教団にも届いております。
是非我が教団の信徒として、世界の救済のために一緒に闘って欲しい…」
「へっ、お断りだね。だ〜れがそんなインチキ宗教団なんかに入るもんかい!」
ぷいと顔をそむける独歩。にこにこと笑うゲマ。
「ほっほっほっ。インチキとは失礼な…。我が教団は人々の心を救うことを
目的としています。現に、つい先日、貴方がた『神心会』のある方が
御入信され、真に救われた、とお喜びになっているのですよ…?」
ぴく、と反応する独歩。
「…なんだってぇ…?」
「おいでなさい。加藤君」
「はい。ゲマ様」
加藤が物陰からスッと二人の前に歩み出してくる。
「か、加藤ッッ!?」
独歩の驚愕の表情。

煽り
「加藤が教団に入信…!!?」
巻末
「人の幸せは人それぞれだから、決め付けられるものじゃないよね」