DEATH NOTE(デスノート)ネタバレスレッドpage.146

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43名無しさんの次レスにご期待下さい
ミサのロケにマネージャーとして付き添う松田の目に映るヨツバグループ本社ビル
尊敬する夜神総一郎が、そして模木がそれぞれキラに繋がる手がかりを見つけてきた
次は自分だと燃える松田は単身、ヨツバビルに潜入する
“今日は金曜…ヨツバにとって都合のいい死は金曜の夜から土曜の午後に集中している”
一方、捜査本部ビルで物思いに耽る月
自らが打ち立てた“キラは心臓麻痺以外でも人を殺せる”という仮説
それがまた月に“自分がキラなのでは?”という疑いを強く持たせていた
“バスジャック犯の事故死───FBI捜査官レイ=ペンパーとその婚約者・南空ナオミ”
彼らに対する断片的な記憶が蘇る
“確かに僕は元旦に南空ナオミに会った…詳しくは思い出せないがキラ事件について話し”
───彼女は≪キラは心臓麻痺以外でも人を殺せる≫と言った
“もし仮に僕に顔と名前で人を殺せる能力があったらどうだ?悪人を裁こうとするか?”
自問自答する月
“確かに、世の中いない方がいいと思う人間はいるが……”
自らが殺人犯になってまで悪を裁く事で世の中を変えようとまで思わない、と結論付ける
“やはり考え過ぎだ…僕がキラであるはずがない”
その時、ワタリから“探偵のエラルド=コイルに≪Lの正体を明かせ≫という依頼が入った”と連絡がある
エージェントを介しての依頼だったが、その依頼主はヨツバグループの社員だ
【ヨツバグループ東京本社・ライツ企画部長 樹田正彦】
「まずいな…こちらは人手がないのにコイルの方にも気を配らないと駄目という事か…」
エラルド=コイルといえばLに次ぐ名探偵といわれている人物だ
悲観的になる夜神にLはあっさりこう告げる
「大丈夫ですよ…エラルド=コイルという探偵も私ですから」
更に世界で活躍する探偵L・コイル・ドヌーブは全て私だ、と驚愕の事実を明かすL
Lの正体を探ろうとする者は結局この手に引っ掛かるのだとも言う
月のハッキングした社員リストから樹田がヨツバグループに実在することを確認するL達
「ここまで来ればもう、アイバーとウエディに動いてもらっていいでしょう」
捜査本部でヨツバへの潜入捜査が動き出した頃、松田はひとりヨツバグループビルに居た
運良くビル内に潜入した彼は怪しい会話を耳にする
“極秘の会議”という言葉に釣られて辿り着いたのは例の“八人”が集う会議室だった
「彼に近づけばいいんだな?任せてくれ」
Lからの“樹田に接触しろ”という指示を受け、お安い御用だとばかりに頷くアイバー
セキュリティを破るように指示されたウエディもタバコを燻らせながら応ずる
「相手はヨツバでありキラでもある」
ヨツバ側には絶対にこちらが調べている事を気付かれてはいけない、と強く念を押すL
気付かれればそれがキラを取り逃がす事にもなりかねないとLは言う
「くれぐれも焦った行動、先走った行動、一人での判断で動かないで下さい」
(真っ先に松田にそれを言い聞かすべきじゃなかったのか?)
会議室のドアに張りつき内側から漏れる会話に聞き耳を立てる松田
その会話にはあろうことか“キラに殺してもらう”という内容まで混ざっていたのだ
(それにしても一時間も立ち聞きするって刑事として…)
“こ…こいつらやっぱりキラと……やったぞ…すごい手柄だ !!”
その時、松田の目の前のドアが開いた
「……竜崎、松田さんがベルトで緊急サインを送ってきました…」
ワタリの報告に嫌な予感を感じながら振り向くL
「……………どこから?」
「それが…どうやらヨツバ東京本社内からのようで…」
状況を察して動揺する捜査本部
「………今までの話は忘れて下さい……作戦は考え直しです」
松田の先走った行動で全てが水に流れてしまったLは恨めしそうな顔で呟く
「……松田の馬鹿」