魔法先生ネギま!ネタバレスレッド12限

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84 ◆47EfTTS5jw
3発目、コレでラストです。いつもより時間かけて書いたので微妙に増量。
これからネトゲに潜るので、質問ありましたら後ほどお答えします。

―――――――――――――
洗面用具を持って、大浴場『涼風』に向かうのどかと夕映。
ネギの過去を知った今、魔法に関して浮かれすぎていたことを反省し、しょんぼりしていた。
そして、ナギを見つけることに協力することを改めて心に決めていた。
浴場にはすでにパルがきていた。そこに朝倉や古も合流。近くには仲良し4人組の姿もあった。
来月の文化祭と、その前にある中間テストの話をしていたが、亜子だけ浮かない顔をして二の腕を揉んでいた。
どうやらぷくぷくしてきたらしい。そんな亜子に、祐奈が効果音と共にアイテムを取り出した。
「塗るだけで痩身・美白・ひきしめ・潤い効果!! 一人でもお手軽全身パック『ぬるぬる君X』!!」
「ぬるぬる!?」
まき絵が白目になって驚いている。
「はちみつのようにとろりとしたリッチな触感が貴方のお肌を即座に大美人に!!」
顔に塗ると小顔効果もあるようだ。モン太が言っていたらしい。なぜか2本通販したら8本届いた代物。
さっそく、美空や美砂、双子や亜子が祐奈に群がってぬるぬるXを試していた。
まき絵だけはぬるぬるが苦手なので、風呂の中央に浸かっている桜子と円の傍に逃げていた。
そんなやり取りが行なわれている中、扉を開けてこっそりとスライムが侵入してきた。
「目標は4人だけデスヨ」
「6年ぶりのシャバだしちょっとイタズラしてこーゼ!」
そのまま、千雨の入浴するすぐ近くから浴槽に侵入するスライム。
ヌルヌルを感じて、浴槽にヌルヌル入れてないよな、と確認する千雨。そのヌルヌルは、博士、超、五月にも及んでいた。
そして、水が絡み付いてくるぞ、と千雨が騒ぎ始めた。
「おわっ、ちょっ待てお前 そこはシャレにならね!」
にゅるると絡みつく水に、千雨は叫んでいた。桜子・円・まき絵も同様の状況に。
それを遠くから眺めていた朝倉たちだったが―――――――――
「そろそろ仕事しますヨ」
水中で、スライム達が幼女体系になる。そのまま朝倉達の元に向かい、、
ザバッ
スライムが4人、朝倉・古・夕映・のどかを包み込み、水中に引きずりこんでしまった。
『こっ・・・これは?!』
朝倉の前の前で幼女が二ィっと笑い、そのまま4人は消えてしまう。
「あれ――――ゆえ――――――のどか―――――? オーイ」
パルの呼び声だけが、浴場に響いていた。

665号室。
「はーい、夕御飯ですよー」
千鶴が食卓に夕飯を並べていた。喝采をあげるコタロー。
千鶴はいいんちょの部屋にも声をかけ、そして夕食が始まった。
「全く・・・」
明らかに気乗りしない様子でため息をついていたが、その間に夏美と千鶴に自分の夕食を摘み食いをされてキャイキャイ騒いでいた。
その様子を、無言で眺めているコタロー。
夏美がそれに気付き、どうかしたのと声をかける。
「俺、こーゆー風にテーブル囲んで食事したことなかったから、家族の団欒てカンジで、なんやうれしーわ」
「まあ・・・・」
口元に手を当てる千鶴。夏美は無言。いいんちょもその言葉に何か感じるところがあったようだ。
「ひどい実家だったのねえ。夏美ちゃんのおうちは」
涙目でムギュっとコタローを胸に抱く千鶴。
「うちの実家はフツーです!」
夏美が必死に抗議していた。
そして、食事が再開されたが、ちょうど来客を知らせるインターホンの音が鳴った。
いいんちょが扉を開けるとそこには―――――――――
「失礼お嬢さん。少々お騒がせするかもしれない。そちらの少年に用があるのでね」


平和だった日々に現れたぬるぬる&不気味な紳士! 危険な匂いがぷんぷんするぞ!早く気付け! 小太郎! ネギ!