【空知英秋】銀魂 第二十五訓

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集英社の書店向け冊子にデスノと銀魂担当編集者のインタビューがあった。
転載します。読みにくいと思う、先に謝っておく。

ちなみに永井とは集英社の人(ジャンプ編集ではない)。
吉田はデスノ担当ね。
(前略)
大西:そうだよ、「銀魂」の話もしてくれ〜。
永井:ああ、そう言えば大西さんも呼んでましたねえ。
大西:「ああ」って!「銀魂」担当の大西です。よろしくお願いします。
永井:では大西さん。まず「銀魂」を読まれていない方のために
   簡単な説明をお願いしますコノヤロー。
大西:えっ、今コノヤローって言いました、気のせいかな?ええ、わかりやすくいうと、
   宇宙人と幕末の江戸とギャグと人情をごちゃごちゃに混ぜたような、
   まあ、一言で言うと「笑えて泣ける人情コメディー」です。
   「この物語には溢れんばかりの人情愛がある。」
   ちなみにこれが僕がこの作品につけたキャッチコピーです。エヘン!
吉田:何!?「DEATH NOTE」のキャッチコピーは「この物語には歪んだ人間愛がある。」
   なんですが…1巻のPOPで言ってます。
永井:……。まあ、そうやって「銀魂」も「DEATH NOTE」の後を追って気がつけば、
   累計70万部突破ですね。正直ここまでヒットされるとは、
   だーれも思ってなかったんじゃないですか?
大西:アナタの言い方にはさっきから何か悪意を感じるんですが、まあ正直担当としても
   厳しいかなとは思っていました。主人公が糖尿病もっていたり、
   ヒロインがゲロ吐いちゃったりするような、いわゆるジャンプの王道からは
   少し外れた作品なんで、読者の方にはなかなか受け入れられにくいかなと。
永井:それが思いのほか受けたというわけですね。
大西:連載3回目ぐらいまでは全く人気なかったんですが、それ以降キャラクターと
   世界観が浸透するに連れ人気が出てきました。
永井:では、僕的にはあまり興味ないんですが「銀魂」の今後の展開を教えて頂ければ。
大西:興味ないのかよ!えー、今後の展開としては<L>と<月>が出会い……ってオイ!!
   ひとりボケツッコミかよ。
永井:オイお前、さっきからつまんねぇんだよ!さっさと答えろ、この腐れ編集者。
大西:すいませんでした。今後も幕末の偉人、宇宙生物など様々なキャラクターが登場し、
   ますます賑やかで楽しい展開になりますのでご期待ください。
   銀さん、神楽ちゃんの過去の秘密も明かされていく予定です。
(中略)
永井:では最後に書店サマに一言お願いします。
大西:年齢一つ違いの空知先生と毎週四苦八苦しながら何とか頑張っていますので、
   どうぞ置いてやって下さい。デスノートの空いたスペースでいいです。
   手描きのPOPも作りましたんでよろしくお願いします。


「銀魂」はこういう方にお薦め。
キャバクラ嬢:人生の深みを知り尽くした方たちが楽しめる人情話がいっぱいです。
       実際そういった方からのFLも多いです。
お年寄り:少年誌に連載してますが、なぜか毎回のように
     お爺さん、お婆さんが出てきます。
演劇、舞台好きな方:彼の持ち味は何と言っても微妙なセリフ廻しです。
          漫画界の三谷幸喜とは彼のことです。