幼い自分と渋いおじ様の夢で目が覚めた明日菜。ネギは長からもらった学園の古地図を調べている。
旅行明けの日曜だからか?おしかけてきたあやか・まき絵・双子他総勢12人。しばらくして、明日菜と出かけるネギ。
エヴァに弟子入りを申し出、楓組に口止めをお願いし、図書館探検部に調査依頼。その間ずっとどきどきしっぱなしの明日菜。
ネギ「あ・・そうだアスナさんまさかとは思いますけど・・僕の机の上にあったチョコ勝手に食べてないですよね?」明日菜「ホ・・・・ホレ・・薬?」
「起きたかお嬢ちゃん」
目を覚ましたアスナの目に映ったのは、なぜか星空だった。周囲は砂漠が広がっている。
そして、タバコをくわえた中年が一人。(前号の写真に写っていた一人)
アスナに声をかけたのはこの人物のようだった。
その渋い中年の顔をもっと見たいアスナだったが、なぜか体は勝手に動いている。
顔を洗うために水面に映った顔は、小さい頃の自分であった。
自分の状況が理解できないアスナ。と、そこにさらに一人の人物が帰ってきた。
『あれ―――私・・・この人知ってる・・・』
子供アスナの口が、その男に挨拶をしていた。
「オハヨー、ナギ・・・」
「向こう見てみなアスナ。夜明けが綺麗だぜ」
ふと、再び目を覚ますアスナ。今度の光景はいつもどおりの自分の部屋だった。
周囲に目を向けると、ロフトでなにやら作業中のネギが。
ネギの傍に行き、とりあえずその机の上に乗っていたチョコを口に放り込んだ。
そのアスナの行動に気付く事無く、長から貰った手がかりを調べていたと話すネギ。
なんと、手かがりとはこの学園の地図であった。。
ナギがあの部屋で研究していたものらしい。暗号でかかれているらしく、解読に手間取っているようだ。
「見ていてくださいアスナさん。僕頑張りますから」
その表情が、夢で見たナギとダブる。瞬間、赤面してしまうアスナ。
その時、来客を知らせるチャイムが鳴った。
いいんちょ、朝倉、チア3人組、運動部4人組、双子が押しかけてきたのだった。
しばらく後に帰ってきたこのかがお茶の用意でパニクっていた。
一気に騒がしくなる部屋の中。結局面々を追い返すアスナだった。
その後、ネギに付き合って外出するアスナ。ネギは何でもやることがあるらしい。
力不足を痛感したネギは、弟子入りをしようと思い立ったらしい。
そして向かうはエヴァの家。
まだ血を吸うことを諦めていないだろうエヴァに弟子入りすることに難色を示すアスナだったが、
何かあったときは僕に守らせてください、というネギにドキッとしてしまい、それ以上止められなかった。
そのエヴァは、花粉症の真っ最中。弟子は取らないとけんもほろろ。
だがネギの決意は固い。そんなネギに、、
「悪い魔法使いにモノを頼むときはそれなりの代償が必要だぞ・・・」
エヴァはニィッと口元を歪め―――
「まずは足を舐めろ。我が僕として永遠の忠誠を誓え。話はそれからだ」
ベッドにふんぞり返って右足をネギに差し出すエヴァ。
『オ、久々ニ悪ダナ』
だが、子供にアダルトな要求をするなと速攻でアスナの突っ込みが入り、エヴァは吹っ飛ばされた。
エヴァはアスナが妙にネギに肩入れしていることについて、惚れたのかと揶揄。
そのまま取っ組み合いのけんかになる二人。
「マスターに物理的な突っ込みを入れられるのはアスナさんだけですね」
結局、今度の土曜日に弟子に取るかテストする、ということで話はついたのだった。
一方でアスナのネギに対するドキドキは上がりっぱなしであった。
その後、楓、クー、龍宮に口止めをお願いしたり、、くたばっている学園長を見舞ったりする二人。
そして図書館にもやってきていた。そこにはすでにパルと夕映の姿が。
地図のことで、図書館探検部にも協力を求めるつもりらしい。
そこにトテトテとのどかが戻ってきた。
ネギがきていることに気付き、赤面するのどか。
お互い意識しまくりで行動が初々しい二人。
そんな二人を見ながら、何か思うところのありそうな夕映と、胸が苦しくなるアスナ。
ギュピィィンとパルの目が鋭く光る。アスナと夕映の方を指差し、
「匂う・・・匂うわよ。そっちの方から淡く甘酸っぱい『ラブ臭』が!!」
「『ラブ臭』!? 何ですかそのイヤなネーミングのものは!?」
「そんなもんしないわよーーーっ!!」
ひとまず、一通りやることを終えたネギたち。その帰り道でもアスナはネギにドキドキしっぱなしであった。
「これじゃいいんちょと同じじゃない〜!! ヘンタイよ〜〜〜っ!」
アスナ、石の柱に頭突をしてネギ共々自爆。
ここにきてようやくアスナの様子がおかしいことに気付き、
「僕の机の上にあったチョコ、勝手に食べてないですよね?」
「え”?」
話を聞くと、なんとそのチョコはネギがカモに通販で買ってもらった惚れ薬だという。
来たばかりの頃に惚れ薬で失敗したのをずっと気にしていて、本物を手に入れたらしい。
どうやらアスナのドキドキは薬の効果だったようだ。。
原因がわかり、照れ隠しで思い切り突っ込みを入れるアスナ。そして心の底から安心していた。
そのまま部屋に入ると――――――
「ああっ、ネギ先生アスナさん、助けてください〜〜っ こ、これは一体〜〜っ!!」
「ああ〜〜ん、せっちゃん好き好き好きや〜〜〜」
このかに背中から押し倒されている刹那の姿があった。
思い過ごしも恋のうち!? あれ? でもアスナに魔法は効かないんじゃ・・・?