DEATH NOTE -デスノート- page.29

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425 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:01 ID:f/iSCV9S
東応大学入学式

死「月も大学生か…なんかこう…感無量だな。」

page19 屈辱

入学式
司会「新入生、挨拶…代表、やがみらいと。」
月「はい。」
死「すげー。」

司会「同じく代表、流河早樹(りゅうがひでき)。」

生徒A「あれ?今日は二人か?」
生徒B「流河早樹って、あのアイドルと同姓同名だけど…」
生徒C「まさかあのアイドルに東大入る力あるかよ…」
生徒D「あ、本当、あのアイドルとは似ても似つかないや(笑)」

500名無しさんの次レスにご期待下さい:04/04/15 19:16 ID:9mTpmlkt
おい、デスノート後3回で終了だそうだぞ
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/sf/1081614024/l50#tag12
428 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:06 ID:f/iSCV9S
なんと流河早樹はLであった。
月とLが同時に壇上に上がる。

月(二人で挨拶することは聞いていたが、まさかこいつだったとは…
  センター試験、ずっと僕の後ろで変な座り方をし、浮いてた奴だ…)

生徒A「これって入試トップの成績で入った奴がやるんだよな…」
生徒B「今年はトップが二人いたってことだろ…」
ガリベンA「しかし、同じ点数でも教科で優劣付ければいいのに…」
生徒C「数学より英語の点数高い方が偉いとか?そんなのあるかよ。」
ガリベンB「あの二人全教科満点って噂だよ…」
生徒D「マジッ?」

ブス女子A「あたしは断然右だなー(ポ)」
女子B「えー、あんた変よ! 普通左だって。」

生徒E「しかし、あの二人対照的だなー」
生徒F「ああ」

月・L
433 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:14 ID:f/iSCV9S
生徒A「一人はいかにも温室育ちの秀才って感じだが」
生徒B「もう片方は…野性的というか、相当変わってるな…ああいうのを天才肌というのか?
     東大の入学式にあの服装で挨拶…なめてるか馬鹿かどっちかだ。」
ガリベンC「馬鹿がトップで東大入れるかよ…」
生徒C「壇上上がる時に見てたが、靴下も履いてなかった。」
生徒D「貧乏なんだろ。」
生徒E「苦学生かよ。」

挨拶が終わる…

壇上から降りる月、その後ろにL。
その途中、ひそひそ話が始まる。
L「夜神君…」
月「?」
L「警視庁乳の息子であり、その乳への尊敬と、負けないくらいの正義感の持ち主。」
月「…!」
L「そして自らも警察官僚を目指し、過去に数件の事件への助言で解決に導き、今キラ事件にも興味を示している。
 その正義感と手腕を信じてもし誰にも漏らさないと誓って戴ければキラ事件に関する重大なことをお話したいと思います。」
月(なんなんだ、こいつ…。相手にしない方がいいのか…? しかしキラ事件に関する重大なことって…)
目を閉じる月
月「誰にも言わないよ、何?」
442 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:19 ID:f/iSCV9S

L「私はLです。」
月(!?)

ま、まさか、何を言ってるんだ、こいつ?
LがLだと言うはずがない。変な奴だとは思っていたがマジでおかしいのか?

震える足。

ま、まずい。動揺するな。
もし本当にLだったとしたら…
とにかくここは乳の息子、夜神月として自然な行動をとらなくては…

クルっとLの方を振り向く月。
ネタバレ禁止だぞ
>ID:AiDvJTL+
氏ね
454 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:24 ID:f/iSCV9S
握手する二人。

月「もしあなたがそうなら僕の尊敬する憧れの人です。」
L「どうも。名乗ったのはキラ事件解決の力になって戴けるかもしれないと思ったからです。」
L(夜神月…キラである可能性5%未満…しかしあの中では一番何かを感じさせた…。お前は完璧すぎる。
 そしてもし本当のキラであればこれ以上のプレッシャーはないだろう…。)

隣同士の席につく二人。
Lは体育座り。
死「くくく、もしこいつがLだとしたら大したもんだな。」
月(確かに、こいつがLだとしたら…いや、実はLじゃなくともだ。僕は…)
461 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:30 ID:f/iSCV9S

月(僕はこいつに何もできない…
  こいつの話が本当だとすれば乳にもLとして顔を明かしている。
  僕に対し、「自分がL」だといったこいつが死んだら僕が真っ先に疑われる。
  しかもこいつ、流河早樹などとあからさまな偽名を使っている。
  こいつを殺そうとノートに名前を書き、こいつの本名が流河早樹でなければ…
  嫌でも頭の中に浮かぶアイドルの方の流河早樹が死ぬかもしれない。
  こいつは死なずに僕がキラだと疑うことになる…。
  こいつ、Lなのか? そして僕をキラだと疑っているのか?
  ………
  どの程度かは分からないが疑われているのは確かだ。
  他に乳の息子に「自分はLだ」と言う理由が無い。
  レイペンパーが調べていた者の範囲でまだ捜査しているということか?
  しかし、何故、Lが僕の前に…
  今は駄目だ。何も考えない方がいい。
  すました顔をしていなくては。
  こいつは絶対、僕が動揺しないか、観察している…。)
465 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:32 ID:f/iSCV9S
入学式終了で校門前

死「くく、面白い入学式だったぜ。ライト。」
L「夜神君、また。」
月「そうだね、よろしく。」
リムジンで帰るL。
生徒A「あいつ、どこのボンボンだ?」
生徒B「やな感じ…」

それをずっと見つめている死と月。

472 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:38 ID:f/iSCV9S
サユタン「おかえりー」
月「…」

スーっと部屋にいく月。
机につき頭を抱える…

月「やられたっ!!」
478 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:41 ID:f/iSCV9S
死「やられた?」
月「Lめ! こんな屈辱は生まれて初めてだ!」
死「…死神の目で殺せばいいじゃないか。」
月「それでも! あいつが本当のLじゃなかったらLに僕がキラだと言うようなものなんだよ!」
死「…わ、悪い。」
月「死神が人間を殺すのと、人間が人間を殺すのを同じ次元で考えるな。」
死「…」

487 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:46 ID:f/iSCV9S
月(なんとしてもあいつを殺してやりたいが、殺せば足がつく…)
月「デスノートは、名前を書いたその人間一人しか殺せない。
  誰かを操って殺させることは出来ない。
  全く不便だよ! デスノートってやつは!」
死(いつも冷静な月が逆キレか。相当きてるな…)
月「最初は名前さえ分かれば事故死や自殺でいいと考えた。
  しかしそれはあいつが100%L本人だと分からなければ駄目だ。
  いや、L本人だと分かっても僕にLだと宣言した以上、手遅れかもしれない。
  どんな死に方でもLが死ねば警察は疑う。
  Lをなめていた。
  Lは警察の信用を失う前にキラの殺人に名前が必要と知り、かつ僕がキラかもしれないと勘付いた。
  その間、僕はLを警察などから孤立させ、万人の前に晒させることばかり考えていたが
  Lが僕に「私はLだ」と名乗り出てくるなんて事は考えもしなかった。」
492 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:48 ID:f/iSCV9S
月「キラの可能性がある者には、Lの分身でも構わない。Lだと名乗っておく。
  これはLにとって、キラに対するかなり有効な防御であると共に攻撃でもある。
  やられたよ…いい手だ。」
月(あのとぼけたふりした流河がこれから大学でどんどん僕に接近し、探ろうとしてくるだろう。)


495 :5ch ◆UvGJoaFDw6 :04/04/15 13:53 ID:f/iSCV9S
笑い出す月。
月「これはいい…
  何も悲観することはない。
  これは向こうも何も掴んでいない証拠だ。
  あいつも僕も直に接しての騙しあい、知恵比べだ。
  表面上は仲良しのキャンパスメイト。
  裏ではLなのか、キラなのか、の探りあい。」
引いてる死。
月「面白いよ、流河。お前が僕に友情を求めてくるなら快く受け入れてやろう。
  僕はお前を信じ込ませ、そして全てを引き出し、お前達を殺す。」

次号「先手」
アイドルの流河早樹は芸名じゃないのか?