西野つかさを応援するスレ Part86

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いちご100% 第102話「妄想少女」

真中の家に東城から「4月1日に塾のクラス分けのテストがあるので来てください」と留守電が入っている。

雨の4月1日、向井は路面電車に乗って塾に向かっている。
満員でもみくちゃにされながら、「こういうとき彼氏がいたら守ってくれるのに」
「……そして人目を忍んでキスをせまられて……」などとはやくも妄想全開。
しばらくすると、真中が路面電車に乗り込んできた。そして以前バスで痴漢に間違えられたことを思い出す。
ふと見ると、車内で痴漢に遭っている少女がいる。
真中はすくんでしまい、痴漢騒動でためらわずに注意できた天地を凄いと思う。
真中はなんとか少女と痴漢の間に割り込むコトに成功するが、
向井は助けてくれたことにドキドキであがってしまい、声も出せずにお辞儀だけする。
真中は少女が先日塾の階段で一緒に転げ落ちた子だと気づく。
真中は車にひかれそうになった向井の腕をつかんで引き寄せると、向井は走って逃げ出す。

真中が塾に着くとほぼ満席だったので、空いていた向井の隣の席に座ると、
向井は驚いてイスから転げ落ち、机の下に隠れる。
そこに向井の友達がやってきて「このコ男子の前だとあがっちゃうのよ」
「頭ん中じゃいっつも幻想のカレシとエッチなことしてるよーなコなんだけどねー」と机の下から引きずり出す。
男に話しかけられるたびに叫ぶ向井に、眼鏡の塾生は「迷惑かけてる自覚あるのかな!」と文句を言う。
返す言葉もなく落ちこむ向井。

真中はシャーペンの芯がなくなったから、隣の席の眼鏡の男に替え芯を欲しいと頼むが無視される。
すると、反対側の席の向井から「今日はどうもありがとう たすかりました こずえ」というメモと替え芯が渡される。
真中はお礼をいうが、向井は恥ずかしがって顔も上げられない。
真中と向井は先ほどの友人の発言にそれぞれ妄想がふくらみ、テストに集中できない。
試験が終わり、向井は難問だった「問いH」について真中にたずねた。
「おねがいします! あたしにえっちの答え教えてください ! !」
真中は「妄想だけじゃなくて実際に試してみたいってコト?」と思い、
「でも 俺達知り合ったばっかりだし」と言いながら鼻血をたらす。
向井は「やーーーんっ」「そーゆー意味じゃないんです〜っ」と言いながら逃げていく。