ネタバレします。
一発目
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談講社に原稿を持ち込んだ播磨だったが、
話は面白いがひとりよがりだと指摘される。
(漫画の内容は相変わらず播磨と天満の話)
友人に見てもらえば、じっくり推敲できるよと提案された。。
しかし、原稿を見せられるような友人がいない。
一人喫茶店で悩む播磨。
絃子やピョートルたち、果てはクラスメイトの顔もよぎるが
やはり原稿は見せられないと言う結論に達する。
「お嬢には頭剃られかかるし・・・・悩み多き年頃だぜ、ちっ」
その時、ふと窓の外を見ると、なんと万石役の『役舎丸広事』が歩いているのを発見。
驚きながらも、大ファンの播磨は原稿を置いたまま万石を追った。
播磨が出て行った後、机の上に置いてある原稿を手に取る一人のウェイトレスが。
「忘れ物・・・・」
播磨は万石から快くサインを貰うことが出来て大喜びのまま喫茶店に戻ってきた。
だが、目の前には原稿を手に取るウェイトレス八雲が。(バイト中)
原稿を見られそうになっていたので慌てて八雲から封筒を奪う播磨。
「は、播磨さん・・・・? こ、こんにち」
「まさか妹さんがココでバイトしてたとは、意外だったぜ、エライな」
有無を言わさず、「ま、このことは胸にしまっておいてくれや」とセリフを残して
早々に喫茶店を去ろうとする播磨。だったが―――――
なにか思いついたのかクルリと振り返り、戻ってきた。
「で、どうだった? いや・・・俺の漫画・・・」
ネタバレします。
二発目
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結局八雲に原稿を見てもらうことになった。
八雲が原稿を読んでいる間、その様をじっと見つめながら
緊張の面持ちで凝視している播磨。
八雲はそんな播磨に怖がりながらも原稿を全て読み終わった。
感想を聞かれて、面白かったと無難に答える八雲。
しかしその後に
「た、ただ、この主人公の男の子がちょっと・・自分勝手で乱暴、か・・・も・・・」
八雲の感想にショックを受ける播磨。
もう漫画からはすっぱり足を洗おうと決意しかけるが―――
「でも・・・皆はどう思うかわからないけど・・
私は・・・こういう男の子は好き・・・です・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「あと・・この男のコはヒミツを・・相談できる相手が必要なんじゃありませんか?」
「それだ・・・!」
八雲のその言葉に光明を見出した播磨。
こうしちゃいられねえ、と帰り支度を始めた。
八雲の方を振り返り、「世話になった」と礼を言う播磨。
「完成したらまた持ってくるからよ。良かったらまた読んでもらいてーんだが・・・」
「・・・・! は・・・はい!」
最後に播磨はお礼として万石のサインを八雲にプレゼント。
家に帰ったあとに天満に見せて驚かれる。
「誰にもらったのーーーー!!!」
「・・・・・・・・・・ヒミツ・・・・・・」