603 :
ネタバレ:
ネタバレします
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体育祭の準備でポンポンを製作する天満たち。
応援の練習を始めようとしたところで、
沢近は晶の頭にポンポンを乗せて鮮やかにカット。
「沢近やるじゃん」
美琴に誉められて「まぁこんなものよ」と自慢げに答える沢近。
調子に乗って腕を振った先に「ジョキ」
「えっ」
机で居眠りしている播磨が。
関羽髭をごっそり切り取ってしまい、驚愕する沢近。
それを見た天満が驚きの声を上げる。
その声にぼんやりと目を覚ました播磨だったが、
目の前には沢近に口を抑えられた天満と、ニコっと微笑む
ポニーテールの美琴の姿があるだけだった。
ちなみにこのポニーテールは切り取られた髭を晶が美琴の後頭部にくっつけてるだけ
なのだが、播磨は特に不思議に思う事無く
「ん〜、でかい声だすなよ・・」
と再び転寝に入る。
ごまかせたことに安心する美琴たち。
そのまま沢近に対してなんで播磨の髭を切ったのかと詰問。
「つ、ついよ!! ついつい」
みな、播磨が髭を孫みたいに大切に手入れしていたことを知るだけに
何とかしようと試みる。
とりあえず天満が短くなった髭にリボンをつける。
プリティ拳児誕生。うける美琴。
ふたたび目を覚ます播磨だったが、またむにゃむにゃと寝入ってしまう。
だが、今度は机に突っ伏したまま手を動かして髭を探す播磨。
「髭を探してる!」
このままでは髭がないことがばれてしまう。
「させるかーーーー!!」
「きゃっ」
美琴は沢近をつかみ、後ろ手を拘束したまま
ツインテールの片方を播磨に掴ませて髭の代用にする。
「・・・・・・・・・・・・・・!!」
「ん・・・・ん〜〜〜〜むにゃ」
じたばたしながら声にならない叫びを挙げる沢近と、
髭ならぬツインテールをきゅっきゅと握り満足げな播磨。
「な・・・な・・・なにすんのよ!!」
と美琴に食って掛かる沢近だったが、美琴に
「元々悪いのはオメーだろ。男の髭は女のとっての髪みたいなもんじゃねーのか」
と言われてショックを受ける。
「ど、どう謝ったらいいの?!」
とオロオロし始める沢近。
その時また播磨が目覚めようとしていた。
「ど、どうしよう! まだ心の準備が・・・!!」
あたふたする一同。
そして播磨は髭を触ろうとしてそこにあるべき物体がないことに気がつく。
そして視線を上げると、目の前には
『関羽髭』を付けた美琴、天満、沢近、晶の姿が。
それを見て
「夢か・・むにゃむにゃ」
と再び寝入る播磨。
バレなかったことにほっとする一同だったが、これからどうするかを悩みつつ
たった今付けた髭をもしゃもしゃと触っていた。