依頼があったので報告します。
立原あゆみ 著、「Am a Boy」第一巻、表紙カバーの作者コメント。
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青春は”ノリ”だなんて言うよね。不意の悪ノリで、ナンパしたり、とんでもない場合は、親父狩りなんてしちゃってさ。
一言いっとくけど、親父狩りってのは強盗だぜ。そのノリってなんだろうって考えてみようよ。
ノリには、必ずダチがついてるよね。ダチの存在なくては、ノリは成り立たないとも言えるね。
ノリとは、気分が高揚してある勢いを持つことだけど、それはどこが始まりか考えたことあるかな。
それは多くの場合、シラケ・無関心から始まっているんだ。
シラケ・無関心のベースは、当然、無教養・怠惰なのだけれど。
シラケから、ふいにノリに移るわけだから、当然、世の中の条理に合うわけはない。
心臓停止から急に心臓爆発だからね。だからって、それすべてが悪だなんて言ってないよ。
社会の不条理に拳固めるのは、少年として当然の事だからね。
大事なのは、条理に会わない行為をしているくせに、世の中の大人たちの造った価値観を大切に抱いている事さ。
金であったり、物であったり、精神面においても(特に愛)間違った条理しかない世の中を肯定さえしちまう。
ノリで切れるなら、そういう物こその打破が肝心じゃないのかな。ツルまないでノってみようぜ。
それにはどうするべきか。次に書くね。