【サンジを】ここが変だよ、CLAMPのツバサ3【パクんな】
あの蹴りには元々斬新性は感じなかった。
手塚治虫や石ノ森章太郎の作品で多用される人の描かれ方を、
誇張しただけに思える。かつての劇画ブームで衰退してしまい
誰も使わなくなった手法を尾田が復活させたのではないかな?
だから、若い読者には一見すると尾田のオリジナルに思える。
少なくとも「『大ゴマ』を使って『蹴り技』を『一枚絵』で描く」・・・という手法は
手塚や石ノ森の作品では、あまり見られないものだと思う。
(※彼らは漫画に映画的カメラワークを取り入れるという手法を好んでおり、
むしろ小さいコマを多く使って物語にスピード感を出すという方法を多用している。
近年では小さいコマを使って戦闘シーンをくどいくらいに緻密、かつスピード感を出して描く
士郎正宗や伊藤明弘という漫画家も登場しており、手法の幅は広いなぁと考えさせられる)
むしろ格闘モノで『決め技』を出す際に大ゴマがよく使用されるが、
これは作品全体に『締り』を演出する意味がある(あまり多用すると作品全体が『だれる』が・・・)。
ワンピースの場合はこれに相当するが、ツバサの場合は格闘シーン以外で
無意味に大ゴマが使用されている為、肝心の戦闘にメリハリが出てこないミスを犯している。
(※もっとも、最近のワンピースにも同じミスが目立ち始めてきているが・・・)
別に俺はワンピース信者ではないが、漫画家としての技量にCLAMPと尾田とでは
かなりの差があると思う(無論、後者の方が優れている)。
パクリ云々は別にして。