再来週バレ
前週の(
>>317)栗泥棒の一件で味をしめた白黒ス+亀(+かず)。
栗園のおやじに紹介してもらって、ビニールハウスで年中季節の果物が摘める農園にやってきた。
キュウリやトマトなんかのビニールハウスもあるスと説明口調のスを無視する白黒。
お目当ては亀の大好物でもあるイチゴだ。
「今日は別の団体さんが来ているけど、仲良くイチゴを摘んでくださいね。」
園主の話を今回も聞き流して、さっさとイチゴのハウスに向かう白黒。
亀とスも続く。「先客に全部取られちまわねーよに急ぐぞ!」
「!?」
イチゴハウスでは大量のお姉さんが、イチゴ摘みに興じていた。
その誰もがドッヂボールのような巨乳を揺らしてはしゃいでいる。
「うおおおおおおおおおおお!まるで楽園じゃねえか!?」
「おれはイチゴよりあのオッパイを摘みたい!」
怒る亀を尻目に早速ナンパを試みる白黒。スは鼻の下を伸ばして見てるだけ。
お姉さんたちは、見た目どおりとてもアタマの軽い人たちで、
白黒にいちご50個につきオッパイひとつつきを約束してくれた。
夢中でいちごを摘みまくる白黒。それぞれ500個ずつ摘み終わる。
「ありがとー。キミたちホント元気ねぇ。」
「は、早くつつかせて・・・。」
「はい、どうぞ(はぁと」
現れたのは、コニシキのような体系のお姉さんだった。
そ り ゃ ね ー ん じ ゃ ね ー の ! ?
一瞬殺意を抱くが、相手はバケモノとはいえ女性。手を出せない白黒はいらつきながらイチゴのハウスを後にした。
なにやら別のビニールハウスが騒がしい。近づいてみてみるとメロンのハウスのようだ。
「むかつくから、メロンの4個や5個パクってもいいよな!?」
白黒は完全に目がイっている。
メロンハウスに入る白黒。亀はメロン泥棒のスクープにわくわく。オロオロのス。
そこで4人は驚くべき光景を目にする・・・。
ボカッ!ドカッ!
メロンハウスでは大の男たちがメロンを蹴り飛ばして遊んでいた。
背は低いが筋肉質で、眉毛の繋がった中年が特に楽しそうにしている。
「メロンサッカーだ!!」
白黒はイライラしていたので、一緒になってメロンを蹴りまくる。
眉毛繋がりの男と意気投合した白黒はスポーツのあとの一杯(ジュース)をやりながらエロ談義に興じる。
白「イチゴのハウスにいたお姉さんたちが約束破りやがってよー。」
男「何!あいつらめ・・・。わかった、俺があとでなんとかしてやる。」
黒「え、兄貴知り合いなのかよ?」
亀「あんたたち!農家の人が一生懸命育てた食べ物をこんなにしていいと思ってるの?
証拠写真はバッチリ撮ったから、警察に突き出すことだってできるんだよ!?」
男「ん?別にいいよ。やれるもんならな。」
ス(あわわわ・・・。この人たち、そのスジの人スか?)
男「だって、俺たちが警察だもん。」
警察手帳を見せる男。両津勘吉巡査長と書いてある。
動揺する四人。とりあえず無事なメロンを6個ほど盗んでこの場は退散だ。
数日後、その農園が廃園になったという話が聞こえてきた。白黒は興味なし。
亀はジャーナリストとして国家権力には逆らうことがどれほど無意味なことかを悟っているので
証拠写真を提出しようとしない。しかも盗んだメロンを美味しく食べた。
「世の中には俺たちが知らない悪いことがたくさんあるんスね・・・。俺は何も言えないス。
風天組の関わった中でも後味の悪い事件だったス。」
(飽食の時代・・・だからといって食べ物を粗末にしては、ゼッタイにダメ!
かず先生の次回作にご期待ください!)